本文へスキップ

パチンコ&パチスロ ホールコンピューター暴露サイト カオスブレイク・オフィシャルweb 

カオスブレイクへのお問い合わせは

support@chaosbreak-premium.info

 「月刊カオスブレイク」のご紹介Chaosbreak-Magazin

月刊カオスブレイク 2014年 11月号



PDF A4版 56ページ 

C
heck it out

サザン枠・コンビ枠も「制御F理論」の一部であるという事実

「A①からどこへ飛ぶか?」についての考察
A①のその後(1)「近距離への当たりの移動ルート」
A①のその後(2)「中距離への当たりの移動ルート」
「近距離と中距離の分岐や反発があるのか?」
近距離を無視して中距離を狙うことのリスク(1)
近距離を無視して中距離を狙うことのリスク(2)
「3/4台が稼働をしていて当たらないようなチェーンはやばい」
A①のその後(3)「遠距離への当たりの移動ルート」

平均値を求める者たち
「サザン枠で狙える台の平均値(1)」 横‐サザン
「サザン枠で狙える台の平均値(2)」 縦‐軸
「サザン枠で狙える台の平均値(3)」 斜め‐SS

少なくても、“SSR”までは確認をするべき
「近距離で活性化をするケースでの当たり台数の平均値を知る(1)」
「近距離で活性化をするケースでの当たり台数の平均値を知る(2)」
「サザン枠の捉え方(1)」 6台セット説
「サザン枠の捉え方(2)」 8台セット説
「サザン枠の捉え方(3)」 9台セット説
「サザン枠の捉え方(4)」 16台セット説

強台と弱台と候補台と
「シマ最強の台と弱台の狭間で(1)」 弱い縦ライン
「シマ最強の台と弱台の狭間で(2)」 弱い横ライン
「シマ最強の台と弱台の狭間で(3)」 弱い斜めライン


【前書き】 より

 「月刊カオスブレイク11月号」の特集に入ります。ああ、シンプルなタイトルでしょ。自分でもそっけない気がしますけど、「シンプル・イズ・ベスト」という意味合いも込めて、今回の特集を書いていきたいと思います。

 さて、「サザン」はよいにしても、「ストラクチャー」という単語です。単純に、物事の構成をしている成り立ちといいますか、組み立て方のような意味合いです。その関連をするところに、「骨組み」や「枠組み」という意味もあるようです。

 そうです! ようは、「サザン枠」についての話なのです。しかも、その根源に迫ってみたい、という発想ですね。

 実は、現在のカオスブレイクにおいて、「サザン枠」や「コンビ枠」という「特定の枠組み連動の制御」についての普及が弱い気がしていまして、SNS「ロマンシング・カオス2013」などでは関連記事も書いていますが、その補正といいますか、より本質を探るテーマとして、今回の特集でメスを入れてみたいと思うわけです。

 まぁ、あれですよ。「普通にあるよね?」って現実があると思いますので、その認識から、当たる台を特定するときの武器や材料にして頂きたいという話です。

 うん、断言をしてもよいですね。前回の“ニコニコ・ザ・エクスパッション”でもそうでしたが、今回の「サザン枠」や「コンビ枠」についても、間違いなくみなさんの引き出しのひとつにして頂いたほうがよいです。

 
 ただ、ですよ・・・ 今から、その内容を書いていくのですが、そう、結局は、「制御F理論」に接触をする話ですので、どうしても私なりの表現や順番で説明をすることになります。たぶん、「制御F理論」については、構築者であるところのハーゴンさまでも、完全解明に至っていません。ご本人には怒られるかもしれませんが、それだけ奥深く、パターンが多く、まだまだ全体像の把握ができていない状況であると思うのです。

 私も同じです。現場で見ています。確認をしています。実際に当てています。しかし、普遍性の優先をするならば、まだ弱いところがある、まだ錯覚をすることがある、そうした状況です。そうした前提の上で、私は、私なりの、私が得意とする方向性で、「制御F理論」の説明や伝達をするしかないのですね。

 ですから、「制御F理論」について、例えば、ハーゴンさまが説明をしたら他の表現や順番になり、夏の簾さんが説明をしたら、また別の表現や順番になる、という違いがあるかと思います。

 そうなりますと、みなさんが最も関心を向けるべき対象は、その「共通項」になります。そう、「本質の部分」です。

 私もできる限り、本質に迫る勢いで切り込んでいきたいとは思うのですが、それもひとつの見解であるという受け止められ方をして頂いたほうがよいと、今は思っています。


【サザン枠・コンビ枠も「制御F理論」の一部であるという事実】 より

 さて、本題に入ります。極めて単純に考えていきますので、みなさんも素直に受け止めて頂きたいと思います。それで、サザン枠・コンビ枠も「制御F理論」の一部であるという話ですが、これまで、カオスブレイクが構築をしてきました広義での当たりの取り方についても、ようは、「制御F理論」の一部でしかないという現実を認識しています。

 例えば、ベースグループでの「①→③→⑤」などの2進法(飛び石)についてもそうであり、「A①→B①」などのチェーンの移動でもそうです。ええ、サザンもそうです。「A①→A④」などの移動があります。それで、ベースならベースで、そのベースグループで当たり台を出そうとするときに、「特定の発生ラインについての制御」の解除をしているときに、表面的には見えないことではありますが、水面下では、すでに当たるべきラインが固定をされている、という発想です。

参考事例) 「A①からどこへ飛ぶか?」についての考察

 参考事例です。「A①からどこへ飛ぶことがあるのか?」ということについて40シマで考えましょう。A①が当たり終わって、しばらくはA①が当たらないことが条件のひとつになることが多いのですが、そのA①が終わった後に、どこに飛ぶことがあるのか、という話ですね。

 例えば、当地の魔界ホールではこうなります。これらの移動先のポジションについては、現段階での私個人の想定ですし、長年のホール現場での経験から、当たりの移動の割合が多いポジションについてマーキングをしてみました。ですから、必ずしも正解ではないかもしれません。

 それと、ホールによっては、例えば、B④などもサブ連動を含み、当たりの移動をしているように見えるとか、D①なども意外に当たることがあるとか、D⑤のセル&ニコニコですね。これも油断をしていると当たりやすいとか、そうした発想があるかもしれません。

 ただ、あまりにも「飛んで行く先の台」が多くなりすぎますと、結局は、どれを狙ってよいのかの材料にもなりませんし、目安にもなりません。

 そして、当たる自信がないのに狙いますと、大抵は自爆をしますので、一定の自信が必要になります。そのために、自分が自信のあるケースやパターンのときのみに狙うという考え方が大切です。

 そうした意味で、今回は、A①が当たり終わってからの移動先の14台をチョイスしてみましたので、それらを「制御F理論」の視点から説明をしたいと思います。

参考事例) A①のその後(1)「近距離への当たりの移動ルート」

 まずは、第一の視点として近距離です。前述の14台から8台をピックアップしてみました。A①からの距離感で考えたときに、上図の8台になります。これらのポジションを「近距離へ当たりの移動ルート」として考えてもよいかと思います。

 そして、今回は、説明を簡単にするために、F④やF⑤やG①についても、シマ全体の折り返しを含めまして、A①からの射程範囲が約3台以内という前提でまとめたいと思います。つまり、カオス定義での「セルの距離感」についての感覚が、そのポジションによってはややこしくなりますので、台数分の距離感から「近距離・中距離・遠距離」と想定をしたいという話です。

 余談ですけど、それを簡単に言えばこうです。上図のように、これが、A①&F⑤&G①&D⑤の「セル・ポジション」になりまして、見た目でも「遠距離への当たりの移動ルート」に見えなくもないのですが、この位置関係の相対的なポジションが・・・

 こうりますね。B①&E①&H①&C①です。「セル・ポジション」という意味合いでは同じことなのですが、これでは、どのように見ても「遠距離への当たりの移動ルート」のようには見えませんし、何かしら表現が違うような感じもしていました。実際には、その表現だけを変えればよいのかとも思うことがありますけどね。

 ホールシステムの本質としては、当たり台の発生について「N進法」というプログラムで制御をしているでしょうから、やはり、結果的にでも「近距離・中距離・遠距離」という概念は存在をしていると考えたときに、“見た目”を基準に整えたほうがよさそうな気もするわけです。そうした理由から、今後、「近距離・中距離・遠距離」の概念については、“見た目”を重視しますし、別に、そうした認識が間違いでも、あまり当たりやハズレには関係がありませんしね。


【第二の視点、「中距離」】 より

 そうですねぇ・・・ 前述をしましたように、同じくA①の話でよいのですが、基本的に、A①が当たり終わってから近距離で当たりが発生をしないときには、何か人には言えない深刻な問題があると思いますよ。そのシマに。

 その時点で、ちょいとは冷静な対応をはじめたほうがよいですね。例えば、ベースで単発が発生をしたのに、その後に誰も当たらないとか・・・ かなり危険です。チェーンでもそうです。うんこさんが単発を引いてくたばったのに、他のチェーンが当たらないとか・・・ 魔界ホールの場合では、もう、本当にしばらくは期待ができません。

 先日も、③チェーンで単発のハシゴをさせられましたが、単発で2~3台が入れ変わるように当たって、その後に静まり帰るような風景は、かなり危険だと痛感をしました。そのチェーンの系列が、一日を通して死んでいることもよくあります。

 同じくらいの稼働率があって還元率が高ければ、当たりの在庫が多いわけですから、鮨詰めのような当たりの集中があります。それが、前述をしました「近距離型の4種類のフィルター」として私たちが確認をできることになります。

 それから、シマの還元率の低下に比例をするように、だんだんと当たりの在庫が少なくなりますので、ちょうどスカスカの綿菓子のように当たる台が拡散をしていくような風景でしょうか。それが、「中距離」や「遠距離」での当たりの移動や発生になると思います。

参考事例) A①のその後(2)「中距離への当たりの移動ルート」

 それでは、冒頭の魔界図面に戻ります。A①が当たり終わってからの移動先の14台という事例でした。みなさんのホールでも、特定のポジションを基準とした当たりの移動先や、飛んで逃げやすいポジションについて、15台前後を目安にして統計を取られるとよいかもしれません。

 そして、そのA①を基準にしたときの「中距離」のポジションを残しますと、こうなると思います。とりあえず、その流れといいますか、組み立て方なのですが、理想とするべきは、出す気があるときに表面化をしやすい「近距離」で当たりが発生をしないときに、しょうがなくでも、「中距離」のポジションの台を狙うというスタイルです。

 例えば、私の経験で、A①の後に、そのA①が存在をしているベースやニコニコが当たらないことがあるのですが、かなり厳しい状況になると思います。“近場”の当たりの許可をしていない状況になります。あ、ちょいと思い出しましたので余談を挟みます。

参考事例 「近距離と中距離の分岐や反発があるのか?」

 この図は、その余談ついての事例ですけど、例えば、昔は魔界ホールなどでも、A①の当たりが抜けた頃に、ベースでA③が当たり、ニコニコ(MAD理論)でD④が当たり、対角チェーン(小枠セル説含む)でC①が当たりと、合計3台くらいに当たりを受け渡すような風景を見ることがあったのですね。

 そう、いつの時間帯でもそうなっていたわけではないのですが、1台の終わりが他の台へのはじまりになるときの台数が、1~4台くらいは見かけていたのです。それが、ここ数年で、その台数が激減をしまして・・・

 例えば、A①の当たりが抜けた後に、ベースでA③が当たることがありますと、もう、他の台が当たることが少なくなりました。昔は喜んで当たりが飛んで逃げていたようなポジションでも、その時間帯に当たることが許されている台数の制限なのでしょうか。なかなか同時には当たれないようになりました。スペックで考えても、甘デジですらそうした気配が強いです。

 或いは、同じように、A①の当たりが抜けた後に、チェーンでB①(中距離)が当たることがありますと、先ほどのA③などは、「お前はもう、死んでいる」状態・・・ みたいな。もちろん、A①&B①の中間位置のサザンであるA④も、かなり厳しい状況になりやすいです。

 別に近距離や中距離に関係なく、どこか1台でも当たると他が当たらない、という風景です。

 ともかく、魔界ホールの平均値としては、1台がお亡くなりになって、次の1台が生き返るくらいの割合でしょうか。そうした風景を見ることが多くなりました。1対1くらいの・・・ その時点で、ダメだこりゃですけどね。

 或いは、1対1ならまだマシなほうで、どこかの1台が終わっても、別にどの台も当たらないという状況も見かけます。夕方くらいの時間帯になりますと、日中の半分の台数も同時には当たらなくなる、という感じです。

 さて、そうしたことで、「近距離」と「中距離」の移動ルートが、本質的に反発をする関係にあるのかと考えてみたのですが、昔は一緒に当たることも普通にあったのだが、今では還元率の低下が最大の原因になったかのように、その発生割合が少なくなっただけであるので、別にそこまで深い関係はないかもしれないと、そんな感想もあります。

 ただ、関係があるとしたら、「制御F理論」での「フィルターの解除枚数」ということです。

 例えば、還元率が高い時間帯(状況)であれば、ベースなり、チェーンなり、ニコニコなりと、同じ時間帯に当たれる台数が増えますし、それが逆になって、還元率が低い時間帯(状況)であれば、どこかのフィルターに対して当たらせる許可をすることが、他の複数のフィルターの当たりの制御をすることになるでしょうから、結果的に、活性化ができる枚数(範囲)が減ります。

 そうした事情から、前述の「近距離」と「中距離(遠距離も含む)」との関係が反発をすることがあるように見えてしまうのかもしれませんし、実際に、反発関係にあるフィルターもあるかもしれません。あまり断言ができないことを書けませんので微妙ではありますけどね。

(1) 本質的に、反発関係にあるフィルターが存在をしているのか

(2) 結果的に、反発をしているように見えてしまう現象があるのか 

 はい、個人的には、(1)であって欲しいと思いますし、そのために観察や研究をしているわけですが、今、私が思うことは、「枠」ですね。「枠」の反発は大いにありえると考えています。以前の月刊誌でも書きましたように、「ニコニコ・フィルター」などもそうです。また、それと同じような意味合いで、「LP・フィルター」や「セル・フィルター」などにも反発傾向があります。

 少なくても、同じ時間帯では活性化をしにくい傾向性がある、ということです。

 一方で、チェーン系列についても反発をするような「動き」が見て取れるのですが、線対称の要素を含む「枠」の制御と比較をしたときに、どちらかと言えば、隣接をする別系列のチェーンとの単独的な反発傾向が強くて、その反発をしている景色を掴みにくいところがあります。

 そうした状況ですので、「枠の制御」や「枠の反発」のように、わかりやすいところを優先的に材料とすることは正解のひとつだと思います。明らかに活性化をしているフィルターに反発をしていそうなポジションの台があれば、それを避ければよいだけですからね。

 ただ、最終的にでも、フィルターにおける本質的な反発関係があるとすれば、どのような位置関係の台同士でも、その関係の深さはイーブンになるのかもしれない、という発想があると付け加えておきます。その違いがあるとすれば、単独の要素が強い「チェーン・ポジション」と、2~6系列のチェーンが複合をする「サザン・ポジション」や「枠・ポジション」や「ニコニコ・ポジション」の複雑さの違いということだと思います。


 単純に、それを何かのサスペンス映画などで喩えたら、単独で行動をしているようなスパイの動きは掴みにくいが、集団で行動をしているような警察などの動きは掴みやすいことがある、という違いかもしれません。

 それで、魔界図面の話に戻りますが・・・ そうですね、状況によっては、たぶん、今、活性化を許されているフィルターは1枚しかない、ということもありえると思います。かなり厳しい状況だと思いますけど、魔界ホールでは普通にありえそうです。

 ええ、これは大げさかもですが、例えば、A①→C①と対角チェーンで移動をしたときに、A①の連動台(メイン・サブ含む)のすべてがロックをされる可能性があるのです。上図で着色をした以外にも関係をしている台があるかもしれません。

 この風景が固定をされているとして、もう少し深く分析をしますと、「チェーン・フィルター」を基本として、その中で「①チェーン/テレコ型フィルター」の一部が解除をされているような状況かもしれません。

 様々な「制御フィルター」が存在をしていて、基本的には“当たらせない制御”をしていると考えたときに、その中のほんの1枚だけの制御の解除、という風景です。みなさんが当たりを取ることに悶絶をされているときに、このような状況が展開をしているかもしれません。

 それが、上図のようになりますと、そう、③が2台、当たりましたと。E③とH③です。こうなりますと、前述の「①チェーン/テレコ型フィルター」の一部と、「③チェーン/枠型フィルター」の一部が解除をされている可能性があると、そう見えますし、最低でも、2枚のフィルターが解除をされている、という風景になります。

 いや、本当にありますよ。シマに25人くらいのお客さんがいても、平均で1~2人しか当たっていない時間が、1時間、2時間と続くことがありますからね。それは、“おしおきタイム”というより、“拷問タイム”のようなものでしょうか。何かの殺戮現場のような風景です。

 ですから、本格的な回収時間においては、前述の「1対1の関係」や「1対0の関係(1台が死んでも当たりが生まれない)」が目立つようになりますし、許可をされるフィルターの枚数も減りますので、そうした雰囲気の察知をしたのであれば、必要以上に粘らない、挑戦をしないということが大事になると思うわけです。

 さて、ようやく話を戻しまして、「中距離」の内容の続きです。

 そして、A①を基準にしたときの中距離のポジションを残しますと、こうなると思います。とりあえず、その流れといいますか、組み立て方なのですが、理想とするべきは、出す気があるときに表面化をしやすい近距離で当たりが発生をしないときに、しょうがなくでも、中距離のポジションの台を狙うというスタイルです。

 はい、この話でした。

 魔界ホールの場合は、基本的に出す気がありませんので、最初から中距離を狙うことも多いのですが、本来の組み立て方としては、「短距離→中距離→長距離」という流れに沿った狙い方をしたほうが手堅いと思うのです。

 単純に、近いところから引っ張って当てたときの伸び率と、遠いところから引越しをしてきたような当たりを取ったときの伸び率を比べたときに、感覚的にでも伸び率の違いを感じられるみなさんもありますでしょう。

 もちろん、状況によっては何事も変動をするのですが、今回の“サザン枠”の話でもそうで、「一塊の当たり」といいますか、「優先的に活性化をしているライン」を先に狙ったほうが、当たるのも早くて伸びやすい、ということはあります。

 関係がある話として、例えば、A①の当たりが終わった頃に、中距離であるチェーンなどを狙うときのリスク管理の内容です。前述をしましたように、「1対多」の関係が常に成り立っているのであればよいのですが、ホールやシマの還元率の低下に伴い、よくて「1対1」の関係を維持しているだけのことがありますので、そうなりますと・・・

参考事例 近距離を無視して中距離を狙うことのリスク(1)

 例えば、「AグループやBグループなどの近距離で、どれかの台が当たってしまうとどうなるのか?」という発想をしたほうがよいですね。普通に考えて、「A①→B①」と素直に当たりが飛んで来ないときには、大抵の場合、違う台が当たることになります。この図面でも、「A①→A④」と当たれば、B①については、少なからず当たるまでに他の要素や時間が必要になるわけです。


 このような現象が、「当たり台の台数の制御」であり、「邪魔の要素」でもある、ということです。

 昔から私が言うことですが、「方向性」や「順番の要素」については、『飛んで来るはずのポジションに飛んでこないから当たらない!!』という話も聞いてきましたけどね。

 そうではないのです。『そもそも、飛んで来ないポジションなのです。』ということです。

参考事例 近距離を無視して中距離を狙うことのリスク(2)

 ちょいと極端な事例になりますが、同じように、「A①→B①」と素直に当たりが飛んで来ないからと、カオスの考え方や組み立て方に疑問を持たれるみなさんもあると思います。それで、上図のように、Bグループがお祭りのようになっているとします。B②~⑤が爆発中です。

 普通に考えて、B①は当たらなくてもよさそうですね。この感覚なのです。大切なことは。

 この段階で、つまり、こうなれば、B①が当たらないので、「他の①には希望があるのだろうか?」と追求をすることも正解のひとつになります。ただ、明らかに①チェーンが全体的にうんこチェーンであれば除外をする方向で考えたほうがよいです。

 それで、①チェーンの追求をするのであれば、B①が当たりそうにない、という情報から、他の①を見ていきます。ええ、E①も当たらなくてよさそうですね。隣接ニコニコ(B④&B⑤)が強いですから、その影響があるかもしれません。それと、C①も同じく背面のニコニコ(B④&B⑤)に邪魔をされている気配があります。

 そうですねぇ・・・ せっかくですので、この状況を「制御F理論」で斬りましょうか。

 何か、化粧が派手なおばちゃんのような色使いになって来ましたが、とりあえず、上図を見て下さい。はい、このシマでA①が終わった頃から、残り7台の①チェーンから当たる台の追跡をするという流れなのですが、まずは、「①チェーン/テレコ型フィルター(A)」で考えたときに、G①しか残っていませんね。

 ・・・ ここは、ポイントになりますよ。

 当たることができたA①についての「①チェーン/テレコ型フィルター(A)」の中では、C①もE①も当たらないような気配が強かったわけですから、残り1台しかありませんね。このような考え方で追求ができるのが、「制御F理論」の使えるところなのです。

 そして、まだ追求をしなければなりません。

 追求をする順番はどうでも・・・ よくはないのですが、みなさんのホール環境で発生率が高そうなフィルターからストックをされるとよいですね。

 それで、今度は、「①チェーン/片列型フィルター(A)」になります。先ほどと同じ2分割型のフィルターになりますが、今回は、テレコではなくて、片列になります。これも、一目瞭然ですね。A①が終わり、B①は無理、E①も無理、F①しかないです。

 次は、3種類目のフィルターです。「①チェーン/半シマ型フィルター(A)」になります。この場合は、A①が終わり、B①は無理、C①も無理・・・ D①しかないです。

 次は、4種類目のフィルターです。「①チェーン/LP型フィルター(A)」になります。この場合は、A①が終わり、B①は無理、E①も無理・・・ H①しかないです。


【フィルター・パターン】 より

 それでは話を戻しまして、前述の5種類の「フィルター・パターン」について詰めます。

 「①チェーン/テレコ型フィルター(A)」
 「①チェーン/片列型フィルター(A)」
 「①チェーン/半シマ型フィルター(A)」
 「①チェーン/LP型フィルター(A)」
 「①チェーン/セル型フィルター(A)」

 今回は、この5種類で分析をしてみました。A①の当たりの終了が基準になっていますので、実際には、「ベース・フィルター」や「ニコニコ・フィルター」や「サザン・フィルター」なども考えますし、それがA①ではなくて、A②になれば、また確認をするポジションが変わります。

 ええ、理屈は同じですから、基本を押さえられたらOKなのです。

 それで、今回の目玉がこれなのですが・・・

 次は、5種類目のフィルターです。「①チェーン/セル型フィルター(A)」になります。この場合は、A①が終わり、残りが、F①とG①とD①なのですが、オールクリアですね。

 「①チェーン/テレコ型フィルター(A)」・・・ 希望 = 1台
 「①チェーン/片列型フィルター(A)」・・・  希望 = 1台
 「①チェーン/半シマ型フィルター(A)」・・・ 希望 = 1台
 「①チェーン/LP型フィルター(A)」・・・  希望 = 1台
 「①チェーン/セル型フィルター(A)」・・・  希望 = 3台

 簡単に説明をしたら、こういうことなのです。「①チェーン/セル型フィルター(A)」のみ、希望がある台数が違います。他の「チェーン・フィルター」では、打てそうな台が1台しかありませんでした。別に、座ってすぐにでも当たりそうなら狙ってもよいかもしれませんけどね。

 そもそも、1台しか希望がなさそうなフィルターなど、フィルターの解除とは呼びにくいですし、活性化をしているようにも思えません。

 3/4台が死んでいる可能性があり、残り1台も当たらないなら、「ダメ・フィルター」になりますからね。

 そうです! 「ダメよんダメダメ・フィルター」を消去して行ったときに、「これが最もマシかも・フィルター」を割り出せるとことがあるのです。それが、今回の事例では、「①チェーン/セル型フィルター(A)」になりましたので、①チェーンで狙うならば、F①・G①・D①の3台が候補台になります。そこから、また絞り込めばよいわけです。

 ああ、ちなみに、F①は、爆発中のB⑤の並列LPラインに接触をしていますので、他の2台とは状況が違うかもしれません。そう、「邪魔の要素」にもなりえますね。

 そして、F①を自分で打ってみても当たりそうにないとか、反応もしないとか、或いは、他のお客さんが打っていてもそうであれば、①チェーンで当たりそうな台は、残り2台になります。G①とD①ということです。そうなったときに、ようやく「消去法の合格ライン」をクリアできるということです。

 ベースでも、サザンでも、チェーンでも、セルでも、シマ全体でもそうですが、その絞り込み方は様々であるとしても、候補台を2台にまで絞り込めたら、大抵は当たりえる台になることが多くなります。それが、当たりそうな台が5台も6台もあると思える状況で狙っても、普通は的中率が落ちるだけの結末になりますので、ぎりぎりの限界まで絞り込んで狙うという習慣を付けて頂きたいと思うわけです。その合格ラインが、2台ということでした。

 逆の発想で・・・ 2台まで絞り込んで1台を当てることができる実力がなければ、そこまで魔界ホールでなくても、パチンコで生き残ることは難しくなると思います。いつも私が言いますように、パチンコは自信がないのに打ったり、お試しで打ったりすることが、自分を負ける方向に誘導をしているわけで、そうした悪癖は早めに修正をするべきなのです。

 単純に、自信がないなら打たない、自信があるときにだけ打つ、これだけで、普通のパチンコユーザーのみなさんでも負ける金額がかなり減ると思います。

 さて、そうしたことで、「近距離を無視して中距離を狙うことのリスク(2)」について、「制御F理論」の考え方を拝借して分析をしてみました。

 今回の特集で大切なことは、“近場”で活性化ラインが展開をしているときに、迂闊に他のポジションを狙っても当たりにくいことが多くて、当たったとしても伸びにくいことが増えますので、基本的には、「近距離→中距離→遠距離」という流れを意識しながら、きっちりと詰めていくという感覚を育てて頂きたい、ということです。

参考事例) A①のその後(3)「遠距離への当たりの移動ルート」

 それでは、冒頭の魔界図面に戻ります。A①が当たり終わってからの移動先の14台という事例でした。次のテーマは、第三の視点である「遠距離」についての内容です。

 A①を基準にしたときの遠距離のポジションを残しますと、こうなると思います。

 それで、何度も同じことを書きますけど、「制御F理論」を活用した組み立て方の基本は、「近距離→中距離→遠距離」という流れを強く意識したほうがよい、ということです。

 その理由として、カオスブレイクの基本的な組み立て方は、うんこ台の集合体からマシな台をほじくり返すような作業といいますか、そうした側面が強いと思うのですが、本格的な活性化のラインを狙うとなりますと、前述の「近距離→中距離→遠距離」という活性化のラインを的確に読む必要があると思うのです。

 ここがポイントになるのですが、普通に考えて、どの台かを基準にしたときに、「近距離」「中距離」「遠距離」の位置関係の台のすべてを当たらせることはしませんので、大抵の場合は、それらの活性化の範囲が三つ巴になっているケースが多いかと思うのです。

 本格的な活性化ということを考えたときに、単純には、このような反発関係があるように想定をしています。例えば、ベースグループやニコニコでの活性化を見ていますと、もちろん、そのホールやシマの還元率で様変わりはするのですが、基本的に、特定の1グループや1セットの寿命が長くて、他のポジションは当たっても伸びにくい、という風景があります。

 他には、特定のチェーンが2~3台、当たるだけで、まるでベースもニコニコも存在をしないかのように、1台として誰も当たらないという風景もありますし、角台(外角&内角)の強弱が目立つようなシマでは、もう、セルのフィルターで当たりのキャッチボールをするくらいで、他の空き台に希望を感じられないような風景もあります。

 もちろん、当地のような魔界ホールでも、ときには、出す気があるのか、完全には三つ巴になっていないこともありまして、例えば、どの台かを基準にしたときに、「近距離」と「遠距離」のポジションの台にちらりちらりと当たりが循環をすることもあります。

 例えば、本格的な活性化が「近距離」で発生をしていて、それをメインとすれば、サブのような活性化が「遠距離」で発生をしているような風景です。

活性化のパターン / 距離  近距離  中距離  遠距離
 
      (A)             ○     ×     △

 そうなりますと・・・ もう、「中距離」はダメですね。

 ちなみに、「強台」と「強台」に挟まれた台も当たりにくいのですが、その挟まれた台も「活性化のライン」に接触をしていることがありますので、必ずしもうんこ台が確定をするわけではないですね。しかし、「活性化のライン」と「活性化のライン」に挟まれた「非活性化のライン」は、やはり、深刻な状態になっていると思います。

 この話が、「活性化と邪魔の要素」のテーマについてのヒントになると思います。邪魔が多すぎて当たらない台はたしかにあります。しかし、その台が本当に弱い台だから当たれないかと言えばそうでもないことがあるのです。

 パチンコ台で、もっとも深刻な台の状況とは、「邪魔もないのに当たらない台」である、ということですからね。



【平均値を求める者たち】 より

 「制御F理論」では、基本的に活性化をしているラインのみを狙いますから、自分が当たる台に座っていたとしても、自分一人だけが活性化をしているわけではなくて、他の台も活性化をして当たることが増えますので、その状況によっては、他の活性化をしている台や、これから活性化をする予定の台が、かなりの「邪魔の要素」にもなりえるわけです。

 たぶん、「活性化をしているはずなのに当たらない・・・ なぜ?」という状況が生まれやすくなります。或いは、「潜伏確変を引いているのに、まだ当たらんよ!」という状況なども出てくるでしょう。

 ちなみに、先日、1/129くらいの忍者ハットリくんの潜伏を引きましたけど、電サポなしの確変を150回転まで回させられました。シマの中で「LP・フィルター」のみが、2台、当たっていましたので、その影響だと思いながら打っていました。それで、ベースグループでは、①②(私の忍者ハットリくん)③⑤の4人が稼働中なのですが、①③⑤のAKB2とか・・・ 当たりもしません。

 私が、電サポなしの確変を150回転まで回している時間帯ですよ。30~40分くらいブン回していましたけど、ベースグループでは誰も当たりません。そりゃそうです。確変中の台でも当たらんのに、通常モードの台が当たるのは厳しくなります。

 ここが、最強最悪の鬼忍者のような台が置いてあるというより、還元率が低すぎるホールで多発をするところの「制御フィルター」の締め付けの恐ろしさなのです。もう、南米の秘境にでも住んでいるかもしれない・・・ アナコンダですかね。そうした大蛇に巻きつかれているような窒息感を感じます。

 「当たるなら、このフィルターしかないよね!」って状況でも、1~2台でも邪魔があると、潜伏中でも途中で止めたくなるくらいに当たりが遠くなることがあります。

 たぶん、ホールシステムにおける「当たりの分配の方法」については、やや単純なところがあると思うのですね。それが、ホールによって還元率が変わることで、或いは、同じホールでも時間帯によって還元率が変動をしますので、その影響から、「当たり方」が変わって見えるということだと思います。単純に、還元率が高いホールであれば、10~15台くらい同時に当たるわけで、それが魔界ホールになると、1~2台しか当たらない・・・ まったく別物ですわね。

 それでも、自分たちがパチンコで勝つためには進化をしなければなりません。常に、進歩や進化をされ続けるカオスのみなさんであって頂きたいです。

 さて、そろそろまとめます。

 今回の特集の要点は、「制御F理論」を根底とした、「近距離→中距離→遠距離」という活性化のラインの存在と、その見極めができるようになって、最低限度、活性化をしているフィルターに挟まれたようなポジションの台を喜んで打たない、ということです。そう、「強フィルター」のサンドイッチですね。普通は、厳しい状況になっています。

 怪しい状況では打たない・・・ これだけでも、「負ける金額」が大きく減っていきます。

 もちろん、打てばよかったという事例は増えるかもしれません。

 しかし、長い目で見たときに、やはり、リスクが高い台の選択はみなさんにとって利益にはなりません。わからないなら、怪しいなら、自信がないなら打たなくてよいのです。誰も打てとは言いません。打たなければ金が減ることもありませんし、自分が苦しむこともなくなります。

 まぁ、このような「自制心」についての話はみなさんも耳が痛いところがあるでしょうが、何度でも、何度でも、言葉や表現、事例を変えながらお伝えしていきます。

 それで、「制御F理論」の最大のご利益は、当たらない台や、当たっても伸び率に期待ができない台の判別ができるようになることです。スロットの天井システムのように、パチンコも過剰投資で当たることがあります。確率の収束的な当たり方でしょうか。しかし、確実にプラス収支になる見込みがあればよいですが、普通は、そんな当たりを狙っていてもしょうがないですからね。

 パチンコホールで、少しでも怪しいと思ったことは、大抵、現実になります。

 例えば、この台しかないと思って座ったのに、まったく当たる気配もなければ青保留にもならないとか、まったく回らないとか・・・ ありますでしょ。或いは、隣の台などが激アツリーチを平気でスカしているのに、自分の台も似たようなことをしているとか・・・ それが、自分の台への反応でないのなら、自分の台も、隣のうんこ台と同じ穴のムジナのようなものです。

 ほら、“D2”もそうですね。右・左・背面の台がクソハマリをしているのに、何のリーチも来ないとか・・・ その時点で信用ができません。“SPA”などもそうですし、“チェーン・ザ・ライト・クロス”もそうです。

 昔は、3台並んでうんこ台ということは少なかったのですが、今では普通にありますからね。当たり前のように、うんこ5台構成とか、6台構成とかを置いてあります。

 いや、打ってもよいのです。いじくってもよいのです。自信があればですね。

 そして、そうしたポジションの台は、早めに当たらないとおかしいという感覚ですよ。それが大事です。

 例えば、バラエティコーナーなどで、①=MAX、②=甘デジ、③=MAXなどのような設置状況のケースがあるとして、①と③が800回転以上ですかね。確率分母の2倍ハマリです。そうした状況のときに、その中間の②の甘デジが数回転で当たらないと、何かおかしのですね。

 もちろん、どの台かが当たらないことについても、100%の理由があると思いますし、何か他の理由があるかもしれない・・・ ということは認めますが、普通に考えたときに、そうした状況では当たらないとおかしいのですね。「普通は、当たるでしょ?」って発想です。

 そう、これが、「平均値」なのです。その平均値を、「原則」と「例外」で置き換えたら「原則」になりますので、「原則」を乱すような物事に振り回されていてもしょうがないのです。「例外」だけではパチンコで勝てるようにはなりません。

 そうした意味で、「パチンコホールで、少しでも怪しいと思ったことは、大抵、現実になる。」ということです。平均値が定まれば定まるほどに、違和感があることは、やはり、リスクになることが増えてくる、ということです。

 たぶん、この世の中では何事もそうだと思います。平均値がわからない、考えない、気にしない、守らない人から順番に不幸になっているように感じます。そして、パチンコの分野を通して掴める平均値の「質」は極めて高いものになりますので、どうか、興味を持たれて頂きたいです。


 そうですねぇ・・・ そろそろ脱稿をしないとまた遅れそうなのですが、“サザン枠”につていの平均値の話を書いておきます。ここ数ヶ月で、ずいぶんとまとまってきました。

 ハーゴンさまも夏さんも言われますように、基本は、2台目や2台まで、という平均値に落ち着いてきたようです。当てるという目的であれば、3台目であろうと4台目であろうと、活性化をしていれば当たることはあるのですが、単発や少連チャンの台を喜んで狙っていてもしょうがないからですね。できれば、伸びたほうがよいと思います。

参考事例 「サザン枠で狙える台の平均値(1)」 横‐サザン

 それでは、基準となる台からです。今回は、B④にしましょうか。爆発中の台です。

 できれば、その時間帯で、シマ最強の台がよいです。シマ最強であれば、間違いなく「活性化のライン」に接触をしていますし、それが、何らかのフィルターの解除になりますからね。

 まずは、「横」のサザンです。「サザン枠で狙える台の平均値」という内容ですので、B④を中心に考えたときに、B①かE①になります。普通は、どちらかの1台でしょうね。B①&B④&E①と、サザンが3台並んで猛爆発という風景は少ないですから。

参考事例 「サザン枠で狙える台の平均値(2)」 縦‐軸

 次は、「縦」の軸になります。C②ですね。

 あ、よく気が付かれました。「横」のサザンは2台の候補台があるのに、「縦」の台は1台なのでわかりやすいのでは?と、思われましたでしょうか。

 はい、そんなに甘くはないですね。裏シマの「縦」の台と繋がっています。B④の裏シマのC②のポジションになります。結局、射程範囲としたほうがよい台は2台になります。

 活性化をしている爆発台を基準に、「縦・横・斜め」という3方向の活性化の同期のような現象があって、その当たりの拡散範囲がともに2台分くらいである、ということです。

 
それが今回の“サザン枠”での活性化であれば、近距離での当たりの分配になります。それで、明らかに近距離に当たりが拡散をしているのであれば、素直にそれを狙ったほうがよい、という流れなのです。

参考事例 「サザン枠で狙える台の平均値(3)」 斜め‐SS

 次は、「斜め」のSSになります。C⑤かH⑤になります。SSについては、他の月刊誌や号外で説明をしていますので、そちらをご参考にされて下さい。

 それで、上図のように、このシマでの“サザン枠”の関連台が全部で6台(B④含む)と、裏シマでの関連台の3台で合計9台が、「近距離での当たりの分配システム」の核心のひとつであると想定をしています。その合計9台の中で、基準台となる1台が爆発をしていますと、それに同期をするかのように、残り8台の中から、平均1~2台が当たる台になりえる、当たって多少は伸びる台になりえる可能性がある、ということです。

 それを単純に言えばこうです。

 (1)シマで強台を発見! とりあえず近距離から見てみるか?

 (2)はい、横サザン=死亡!

 (3)はい、縦の背面=死亡!

 (4)んじゃ、SSの2台で、余計な邪魔がないほうを選ぶかな?

 或いは、もう、平均値を超えている場合です。

 (1)シマで強台を発見! とりあえず近距離から見てみるか?

 (2)はい、横サザンが1台、もう1台も潜伏を引いている!

 (3)もう、無理。

  “サザン枠”での当たり方も様々ではあるのですが、どうしても「縦・横・斜め」という3方向の偏りというものがありますので、どの方向に活性化の展開をしようとしているかの見極めが必要になってきます。
 
 その目安になるのが、「平均的に活性化ができる台の台数」ということです。



【少なくても、“SSR”までは確認をするべき】 より

 せっかくですので、もう少し詳しく書いておきます。そうです。他の月刊誌や号外で説明をしていました“SSR(サザン・シルエット・リベンジ)”の件です。

参考事例 「近距離で活性化をするケースでの当たり台数の平均値を知る(1)」

 正直なところ、1シマだけを範囲とした“サザン枠”や“コンビ枠”だけを見ていても、上手にタイミングを取ることが難しいケースが出てきます。自分が当てるときのタイミングですね。

 つまり、1シマだけを範囲として、“サザン枠”や“コンビ枠”の同期で当てることができたときや、2番目に強そうな台などを当てることができたというケースがあったときに、それは、そのシマに当たりの在庫が多いときであると、普通は、そう考えたほうがよいかもしれません。
 
 例えば、上図のように、基準台は下のシマのB④でよいのですが、上のシマのE①とB①が中爆発でもしているという状況があるとします。そうなりますと、斜めの“SS”方向に活性化をしている可能性が高くはなるのですが、下のシマのC⑤やH⑤が簡単には当たらない状態になっていることが多くなる、ということです。

 基準台を中心に8方向(8台)に広がる活性化ラインの中で、当たりの在庫の関係から、同じ時間に当たれる台が3台までとなっていれば、他の台は当たれません。

 その活性化が続く期間は、次に当たる予定の台は決まっていると思います。しかし、当たり台の台数の制御で、当たるにしてもタイムラグが生まれることがある、ということです。

 そして、本質的に、斜めの“SS”方向に活性化をしている状況であれば、「縦」と「横」の方向が否定をされるケースも多くなります。そうなりますと、黄色のポジションの台のすべてが、その時間帯では、まったく当たらないということもありえるのです。基準台(1台)を含み、青色(2台)の合計3台で、たしかに活性化をしているが、それで完結という風景もあります。

 これが、「邪魔」と「待機」の違いです。

 例えば、シマに当たりの在庫が多いときには、「邪魔」も多くなりますが、「待機」が減ります。別系列の台が当たって邪魔をすることもありますし、前述の事例のように、同じ“SSR”の範囲でも、「縦」「横」「斜め」が三つ巴になって邪魔をすることがありますからね。

 しかし、在庫としての当たりの総数が多いのであれば、同じ時間帯に当たれる台数も多くなり、結果的に、待たされるような風景が少なくなります。そう、確変中などで300回転とか、そうした異常な出来事の発生率が下がります。

 逆に、シマに当たりの在庫が少ないときには、それだけ当たる台も少ないことから「邪魔」をできる台も減りますが、当たりの在庫が少ないことから、別に他の系列の台などに邪魔をされているわけでもないのに、潜伏中や確変中でも当たらないような状況が激増をします。当たりの発生や循環が鈍すぎると肌で感じることができるくらいに、待たされることが増えるのです。

 慢性のうんこ台は、他に強い台や優先順位が高い台があるので、それらが「邪魔の要素」になっていることから、1日を通して当たれないような状況になっているわけです。一方で、前半は当たることさえできなかったような、見た目はうんこ台であっても、後半にそれまでの回収金額を上回るような還元ができたときに、それは、待機をしていた台であると、そう考えることができます。

 結局、待機が不要な状況、当たりの在庫が多い状況であれば、上図のように、9台の“サザン枠(SSR)”の中で、平気で5台でも6台でも当たることができるわけです。

 それが、ガチの魔界ホールになりますと、強台があるのに、活性化をしている雰囲気はあるのに、近距離では、1台しか当たらない・・・ という現象が起こりやすくなるのですね。


 ですから、「近距離で活性化をするケースでの当たり台数の平均値を知る(1)」という話なのです。みなさんが通われるホールは様々ですから、みなさんのホールやシマの平均値を、まず、知る必要があるのです。とりあえず、見るのです。観察をするのです。確認をするのです。そして、平均値を算出するのです。

 このような努力が、「技術」を「技能」に変えるということなのです。

 それでは、まとめます。あまり長々と書いてもみなさんを素通りする気配がありますしね。とりあえず、今回の特集で覚えて頂きたいことを並べます。

 『本来の組み立て方としては、「短距離→中距離→長距離」という流れに沿った狙い方をしたほうが手堅いと思うのです。

 単純に、近いところから引っ張って当てたときの伸び率と、遠いところから引越しをしてきたような当たりを取ったときの伸び率を比べたときに、感覚的にでも伸び率の違いを感じられるみなさんもありますでしょう。

 もちろん、状況によっては何事も変動をするのですが、今回の“サザン枠”の話でもそうで、「一塊の当たり」といいますか、「優先的に活性化をしているライン」を先に狙ったほうが、当たるのも早くて伸びやすい、ということはあります。』

 この部分でしょうか。当たりの発生ということや、当たって伸びやすい状況ということを考えたときに、「短距離→中距離→長距離」という発想は重要になると思います。単純に、“近場”で当たる台があるのに、わざわざ他のポジションを狙う必要もない、ということでもあります。

 そして、“サザン枠”や“コンビ枠”などの、本格的に活性化をしているラインしか、結局は伸びなかったというケースもありますしね。そこで、「近距離」で希望がある台がないときに、状況を見ながら、「中距離の台」へ、「遠距離の台」へという流れです。

 今回は、その「近距離」の台で希望を生み出すというテーマになるのですが、明らかに「ベース・フィルター」の気配が強ければ、それを狙えばよいだけの話であり、それが、「サザン・フィルター」であれば、その“サザン枠”などを狙えばよいという話です。。

参考事例 「近距離で活性化をするケースでの当たり台数の平均値を知る(2)」

 そこで、「サザン・フィルター」を狙うときに、同じ時間帯で活性化をする台の台数の平均値を知って、その範囲内で消去選択をしていく、という流れです。前述をしましたように、3列(1.5シマ)を範囲とした“サザン枠(SSR)”を狙うときに、時間差があったとしても、基準台を中心に何台くらいが活性化をするのかという平均値を知る必要があります。

 上図のように、普通のホール環境であれば、基準台を中心に、2~3台は活性化をすることになると思います。例えば、B④がシマ最強の台であるとしたときに、上のシマでC⑤が当たり、下のシマでH⑤が当たっている風景があるとします。

 “サザン枠”を9台(SSR)で見立てたときに、3台が当たっている状況です。そのC⑤やH⑤もそこそこに連チャンをしているとなれば、魔界ホールでは、すでにアウトです。他の6台に希望がありません。基準台であるB④はいつまでも当たっていてよいのですが、そのC⑤やH⑤が一段落をしない限りは、他の6台を打てないことが多くなるのですね。

 それが、まともなホール環境になりますと、上図のように、基準台である爆発中の台を含めた9台(SSR)の中で、5台くらいが同じ時間帯で当たることがありえます。当地のような魔界ホールでも、機種のスペックが軽ければ、瞬間的にでも、4~5/9台が一斉に当たることはあるのですが、どうしても生き残って連チャンが続く台は、2~3台になります。

 このように、みなさんのホール環境においても、同じ時間帯に活性化ができる台数の平均値がありますので、その平均値の範囲内で狙うということが大切だと思うのです。

 結局は、「割合の問題」になります。「出る台と出ない台のバランス」なのです。今、どの活性化ラインの優先をしているのかは、そのときのシマの状況によるのですが、その割合の構成をしているものは、「シマで当たれる台数の上限値」です。そう、「当たりの在庫」ということです。

 単純に、「当たりの在庫」が多ければ、ようは、お客さんに金を返す割合を高く設定しているときには、基本的に「近距離」での当たり台の発生頻度が上がります。それが、魔界ホールのように最低限度の還元率で設定をしてあるようなときには、ポツリポツリとした「中距離」や「遠距離」での当たりの発生頻度が増えるということです。

 最近の夏さんの日記にもありましたように、そのときの「シマの還元力」について、どれだけのの観察や洞察ができるかが鍵になります。

 ガチの回収状況では、やや連続に近いだろうというような的中率で10台くらい当てても、あまりに単発などが多ければ負けることがありますからね。自分の実力を超えた状況で戦っていても、平均的に勝てるわけがありません。 

 自分の先入観やいつもの感覚でシマを眺めるのではなくて、今日の、そのシマの状況や還元力についてフラットに分析をする視点が必要です。同じホールでも、同じシマでも、曜日や時間帯によっては、まとまって当たれる台数がまるで違うことがあります。

 よく見ていたら、「中距離」や「遠距離」での当たりしか発生をしていない・・・ 普通に、ありえます。何気なく当たった台の確認をしてみたら、同じチェーンしか当たっていない・・・ これもありえます。油断をしたら、セルしか当たっていない・・・ ありますでしょ。

 何度も繰り返し書きますけど、そうした、「中距離」や「遠距離」での当たりの発生頻度が高いときには、やはり、あまり還元をする予定がないことが多いですから、次の時間帯に活性化をする兆しもないようなときには、早めに見切りをつけるべきなのです。

 さて、まとめに入ります。

 今回は、「制御F理論」の一部である“サザン枠”の考え方と、“サザン枠”について基準台を含む合計9台で見立てる“SSR”の再確認の内容をご紹介しました。その組み立て方や、セット台数の定義は様々ではあるのですが、基本的に、“サザン枠”の概念は、6台セットで見立てることが主流になりつつあります。

 実際には、シマ内でどこの台とでも繋がりを持ってしかるべきなシステムでしょうから、すべての台が繋がっていると結論付けてもよいのですが、それではノウハウとして成り立ちませんので、一定の区切りを設けて、その範囲内で手堅く消去法ができる方向で考えています。

補足事例 「サザン枠の捉え方(1)」 6台セット説

 そうそう、付録でもないのですが、たぶん、“サザン枠”の概念についての説明が弱かったと思いますので、簡単にまとめておきます。基本の型は、基準台を中心にした左右の“サザン・ポジション”と、その背面の3台です。この場合、C②が基準台でも同じ型になります。そして、基準台がC①になりますと、その基準台が左にシフトをしますので、“サザン枠”も左に移ります。


【台と弱台と候補台と】 より

 さて、この「サザン・ストラクチャー」は次回に続くのですが、カオスのみなさんが、即席にでも“SSR”をご活用できますようにヒントを書いておきます。

参考事例 「シマ最強の台と弱台の狭間で(1)」 弱い縦ライン

 “SSR”での消去法の考え方です。例えば、B①がシマ最強の台か、その時間帯での強台だとします。そして、その隣のラインですね。紫色の台のC②&B④&C②です。これがうんこ台か、単発くらいなら当たれるが、一日を通して具合の悪そうな台という想定です。

 ようは、“サザン枠”の展開をしていそうな雰囲気はあるが、ちょうど半身麻痺を起こしているような状況ですね。そうなりますと、残りの“サザン枠”のポジションである黄色の台です。D②&A④&D②の縦軸と、基準台B①の前後のC⑤&C⑤の合計5台になります。

 この5台が候補台になりえるのですが、ここで、その各台の候補指数を考えます。

 基本的に、この図だけで取れる情報は、基準台である強台からの「邪魔」や「待機」の要素か、うんこ台からの「好影響」になりますが、強台からの「悪影響」を考えたときに、この5台の被害指数は「等価」になります。サザンの配置から同じような距離感で強台に接触をしていますので、その関係はイーブンである、ということですね。

 実際に、モノサシで距離を計れば、B①の裏台のC⑤が最も近そうではありますが、「悪影響」や「被害指数」としてはイーブンであると考えてよいと思います。

 そうなりますと、次は、弱台からの「好影響」になります。何かの活性化のラインを狙う場合は別として、普通、隣近所にうんこ台があったほうが、その台の候補指数は高くなります。それこそ、シマ全体で当たる台の台数が限られているのであれば、自分の台以外は当たらないほうがよいからですね。そういう意味で、うんこ台と距離が近いほうが候補指数も上がります。

 では、この図では、どの台になるかですね。そう、C⑤&C⑤になります。強台からの「悪影響」はイーブンであるが、弱台からの「好影響」はちょいと優位性がある2台です。このような捉え方を消去法のひとつの材料として取り入れてもよいと思うのですね。そして、実際に当たりやすいですから、みなさんのホール現場で確認をされて頂きたいです。

参考事例 「シマ最強の台と弱台の狭間で(2)」 弱い横ライン

 そうそう、これも同じ理屈です。横ラインがくたばっているケースですね。強台をサイコロの中心に置くような捉え方ですので、その中心の強台から、8方向への「悪影響」はすべてイーブンになります。ただ、弱台からの「好影響」は変わってきます。

 このような状況のときに、とりあえず、A④&B④ですね。それを確認します。同じ活性化ラインに接触をしていて、何らかの理由で不調になっているか、前半に強かった痕跡はあるのだが、今は沈静化をしているような台の“近場”の台のほうが、優先順位が繰り上がることで先に当たりやすくなる、という発想です。

参考事例 「シマ最強の台と弱台の狭間で(3)」 弱い斜めライン

 次は、ちょいと複雑になります。先ほどから、「縦」→「横」と説明をしましたので、普通に「斜め」もあります。それで、“SSR”を16台説で想定をしたときに、“SSRDI”に近付いてくるのですが、例えば、上図のように、右下がりの「斜め」のラインの2本が不調という状況であれば、その中心のB①が爆発をする状況にもなりえる、ということです。

 この図では、同じことが上のシマのD②(配色=ピンク色)にも言えます。

 つまり、活性化ライン(制御Fの解除)というものを考えたときに、例えば、「縦」が否定をされていますと、「横」や「斜め」の候補指数が上がりますし、「横」が否定をされていますと、「縦」や「斜め」の候補指数が上がりますし、「斜め」が否定をされていますと、「縦」や「横」の候補指数が上がる・・・ ようは、基本的に「三つ巴」の関係にあると想定をしています。

 そこに、シマ内での当たりの在庫(還元力)に応じて、もし、その当たりの在庫が多ければ、「縦&横」「縦&斜め」などの複合的な2要素の活性化が起こることもあり、その当たりの在庫が少なければ、「縦」のみの活性化や、「横」のみの活性化などのように、単独的な1要素だけが当たることを許される・・・ そうしたシステムであると思うのです。

 ですから、単純にでも、先ほどの図のように、右下がりの「斜め」のラインの2本が不調という状況であれば、そのラインに挟まれたラインです。消去法の考え方からも、そのラインが活性化をしている可能性が出てきます。

 それを極端に図解すれば、このようなイメージです。4/16台(25%)になります。これが、サザン枠内で活性化をしている状況のひとつである“SSR”の正体になります。普通、“SS(サザン・シルエット)”で当たっているときには、その台の縦ラインと横ラインが不調なケースが多いですからね。


 例えば、上図のように、基準台(爆発台)は下のシマのB①でよいのですが、サザン枠内で、そこから何を狙うかと考えるときに、まずは、「縦ライン」を見たほうがよいです。

 基準台を中心に、すでに「縦ライン」でも強台が発生をしているときには、他のサザン枠の台に希望が持てないことがありますし、普通、「縦ライン」が強いときには、シマ全体を通して回収傾向が強いことがあるからです。どこかの台が背面同士でいつまでも当たっていて、他はどこも当たらない・・・ そうした風景もありますからね。

 それで、“SSR”の9台で考えてもよいのですが、今回のテーマの本質としては、サザン枠の16台説で説明をしたほうがよいと思いますので、全体を見るような感覚で捉えて頂きたいです。

※ サザン枠を狙う場合の組み立て方です。

 それで、「縦ライン」が、ほぼ不調な台か、前半には調子がよかったが、もう息を吹き返しそうにない台ばかりであると、そうした状況だったとします。

 そうなりますと、次は、「横ライン」を見ます。普通は、どれか1台くらいは当たっていそうなものですが、それでもまともそうな台がないこともあります。「縦」も「横」も出ていませんし、今後、出る予定もなさそうな状況であると、そう判断ができるときに・・・

 ここでようやく、「斜め」のポジションということですね。そして、その「斜め」についても2方向がありますので、どちらかの斜めを優先していれば、もう片方の斜めのラインが弱い状態になっている可能性があります。

 この図では、前述の事例と同期をさせるために、右下がりの斜めのライン(上A①&上D②&下B①&下C②)が活性化をしているような事例で配色をしてみましたが、この逆もありえます。

 これが、左下がりの斜めのライン(上E①&上C②&下B①&下D②)です。ややこしいですけどね。“SSR”を狙うときの参考にして頂きたいです。

 繰り返しになりますが、シマに「当たりの在庫」が多ければ、同時に複数の活性化ラインが生まれるということです。それが、還元率が低くて出す気がないときには、三つ巴や四つ巴のような反発関係が生まれるようになり、その結果、当たるポジションやラインが固定をされてしまう、ということです。

 その見極めをしたときに、本質的に活性化をしているラインの上で、それでも不調そうな台に挟まれている台の候補指数が高くなるということであり、それが、「強台」と「弱台」からの引っ張りということです。そのバランスが整ったときに、当たるべくして当たる台が生まれるのだと、今は、そう考えています。

 以上、「制御F理論」の中のひとつのフィルターである“サザン枠”についての私なりの説明を書いてみました。そのときのシマの状態が、明らかに“サザン枠”での活性化をしているケースにおいて、みなさんが絞り込みをされるためのヒントになればと思います。

 それで、次回は、同じく“サザン枠”の活性化や沈静化を利用した新技、“SPAT(エス・ピー・エー・タイタン)”の公開を考えています。理屈は簡単ですので、“SPA”と同じくらいの評価を頂けると期待をしています。

 まぁ、単純に、上図のような状態から狙う荒業です。シマ最低のうんこ台を含む“サザン枠”の6/6台で、最もマシな台を絞り込んでおいて、他の連動台の邪魔がなくなったタイミングで当てるというものです。十分に回収をしている点と、次の活性化のサイクルの先読みにもなる点が交差をするときに、意外に伸びやすい台になる気配もございます。

 みなさんのホール環境においても、そう、わざわざ実践をされる必要はないのですが、前述の“サザン枠”の6/6台で、どれか1台くらいはまともな台が出てくるのではないか、そうした割合を見て頂きたいです。当地のような魔界ホールでも、甘デジなどのスペックが軽い機種であれば1台くらいは当たっています。

 単純に、“SPA”+“SS”の子分台の沈静化ですね。ポイントは、この6台の中にシマ最低のうんこ台が隠し味として含まれることです。普通に考えて、ホールシステムが「出る台」と「出ない台」のバランスを取るときに、できれば「出ない台」に関係をしている台のほうが、どうしても優先順位が上がるのは間違いないと思うわけです。

 そうしたことで、次回に続きます。今月号の特集は以上です。ありがとうございました。


【前書き】 より

 それでは、今月号の「スペシャルマスターコラム」に入ります。

 今回は・・・ 手抜きでもないのですが、簡単です。「スペシャル・マスター・メニュー」という話をします。そうですね。レストランのメニューのようなものです。何の注文をするかとか、そうした感覚です。

 それで、稀には、お客さんが注文をした内容とは別の料理を持ってくるような、そう、痛いウエイトレスのお姉さんもありそうですが、普通は、注文通りの料理を持ってくれば、お互いに不幸になることも少ないわけですね。ええ、パチンコも同じなのですよ。

 そう、今回、私が作成をしたメニューの通りに、みなさんがパチンコホールの現場で動いて頂ければ、たぶん、誰も泣かなくてよいかもしれない、という意味合いなのです。

 それでは、あっさりとした内容にはなりますが、読まれて実践をされるみなさんによっては、けっこうなスパイスの要素にもなるかもしれません。どうぞw


【2015年度版 「スペシャル・マスター・メニュー」】 より


(1) シマのお客さんの人数が「10人以下」なら絶対に打たない。

(2) シマの稼働率が「90%以上」なら絶対に打たない。

(3) そのときの平均出玉が「3,000発以下」なら絶対に打たない。

(4) 同じシマで4台以上は絶対に打たない。 

(5) カマを2回されたら、そのシマでは絶対に打たない。

(6) 当たった理由がわからない台が3台以上あれば、そのシマでは絶対に打たない。

(7) 自分が座ったのを契機に2台の以上の他の台が当たれば、そのシマでは絶対に打たない。

(8) シマで2~3台までに絞り込めないときには、絶対に打たない。

(9) 自分の最終出玉の「半分以上」の投資をすることは絶対にしない。

(10) 少しでも嫌な予感がしたら絶対に打たない。


 それでは、(1)~(10)までの項目について説明をします。(1)から順番にということでもないのですが、だんだんと厳しい内容になります。


(1) シマのお客さんの人数が「10人以下」なら絶対に打たない。

 それでは、(1)からです。シマの稼働率についての項目になります。10人以下では打たないということですが、普通に考えて、そんな状況はパチンコホールではありません。本当は、何か別のものなのです。ゲームセンターのようなものです。パチンコではありません。

 ですから、長い目で見ても、平均値を考えても勝てませんし、結局は、100%、損をすることになります。まず、シマに金が入らないと連チャンをしなくなりますからね。まともに金を還元しないということです。

 例えば、私が好きな比較の話で、そう、大阪の超高稼働ホールなどでは、毎日のように50,000発クラスの爆発台が出るらしいですが、当地のようなオゲゲの鬼太郎のようなホールでは、正直なところ、見たことがないのです。そうですねぇ・・・ やがて私も20年近くパチンコをすることになるのでしょうが、当地のようなホールでは、1度も見たことがありません。

 そう考えたときに、とてもではないが同じ業種のパチンコホールとは思えないわけです。

 ですから、平均的な稼働率が30%前後(40シマであれば12人になる)でも、それはパチンコホールだと認めたくはありませんので、勝ち負けを含めて伸び率の要素も考えたときに、シマにいるお客さんが10人未満などは問題外になるのです。

 もう少し書きますと、シマでの稼働人数が10人未満の状況でパチンコをすることじたいが間違いなのです。それは異常な世界なのです。そもそも、そんな異常な世界で勝とうと思うことが間違いになると私は思いますね。


(2) シマの稼働率が「90%以上」なら絶対に打たない。

 次は、(2)についてです。今度は、逆に、稼働率が高すぎる場合の話です。40シマで稼働率が90%であれば、36人になりますか。そうなると、空き台が4台ですね。その4台から選ばなければならないという状況があったときに、それは、多くの場合、自分で選択をしているという状況ではないと思いますね。

 しょうがなく空いている台からの選択など、「選択」とは言い難いと思います。そして何より、それだけお客さんが多いのに、「何でその台が空いているのか?」という疑問が出てきます。そう、大抵の場合は、一般のお客さんでも座りたくなかった台だということですね。

 まず、当たらないからお客さんが座っていないわけで、その理由の中には、回転率が悪い、当たりそうな演出が出ない、などのサインがあってのことかもしれません。お客さんが座っていてもよさそうなのに、何らかの怪しげな理由で空いている4台であるということです。

 ですから、そうした残りカスのような4台の中から選ぼうとするような気持ちがある時点で、すでに、パチンコで勝てる資格はございません。

 
ようは、遊びのパチンコになっていますので、そうした悪癖を修正しないことには、いつまでも同じことを繰り返すことになります。負ける可能性がわからないのも素人ですが、そうした状況で打ってしまうのも素人だということを、どうか、みなさんの腑に落として頂きたいと思うわけです。


(3) そのときの平均出玉が「3,000発以下」なら絶対に打たない。

 次は、(3)についてです。「平均出玉」についての内容です。

 前回の月刊誌(月刊カオス一周年記念10月号)に書きましたのでご参考にして頂いているかと思います。単純に、平均的に出ていないと、自分も勝てません。そりゃ、当地のような魔界ホールでも、10,000発くらい出る台もございますよ。

 ただ、シマでそれが1台だけ活躍をしていて、他の台は気が狂っているのかと思えるほどに回収が酷くて、その強台以外のどの台を打っても勝てそうにない、という状況があります。

 そうしたときに、1台だけ出ている台があって、今日は出す気があるのかと錯覚をしそうにもなりますが、シマ全体での出玉の平均値を見てみますと、何のことはない、平均で1,500発でしたとか・・・ あるわけですね。もう、無理です。台数を当てても勝てません。

 ですから、シマ内での「平均出玉」を考えたときに、やはり、それは多いほうがよいわけで、あまりに出過ぎていてこれから回収の兆しがあるのであれば微妙でしょうが、出す気がないよりも出す気があるほうが遥かにマシですから、できるだけ、出す気がありそうな状況を選択するべきなのですね。その目安になるのが、平均3,000発(甘デジなど)ということです。


(4) 同じシマで4台以上は絶対に打たない。 

 次は、(4)についてです。この台数の平均値は、私の長年の「血」と「汗」と「涙」の話が根拠にあります。やがて、パンパースが必要になるかもしれませんが。

 はい、一言で表現をしますと、同じシマで4台目や5台目を狙っている時点で、かなり厳しい状況に追い込まれている、ということなのです。そうですね。伸びないから当てまくるという苦肉の策に転じているわけです。まともに勝てるような状況であれば、1~2台目で伸びています。

 いつも平均値の話をしていますが、「3台」ですね。同じシマであれば、3台くらい狙って当たりを取れないケースや、3台くらい当てて伸びないケースです。私たちの実力から査定をしたときに、そうした状況は、かなり還元率が低いときですので、それから粘って10台、15台と当てたところで勝てる可能性は下がるのです。ですから、「一定の台数」のモノサシを参考にしながら、潔く引けるようにならねばなりません。

 その最大値が、「3台」までということです。はい、「4台目」を狙ってはダメです。


(5) カマを2回されたら、そのシマでは絶対に打たない。

 次は、(5)についてです。カマの被害ですね。「カマ」そのものの話については、他の月刊誌などで書いていますので、そちらもご参考にされて下さい。それで、「カマの被害」を「2回」受けたら・・・ というメニューでございますが、そうした状況である時点で、何かが狂っているわけですね。何かの間違いを犯している可能性が高くなります。

 それが2回も続いていますので、当事者としても深刻な状況かもしれません。焦りが生まれたり、怒りが生まれたり、悲しみが生まれたり・・・ そうなってきますと、もう、そこには冷静な判断をできる余裕が少なくなりますので、結果的に、暴走をしてしまうことの大きな要因になると思うのです。ですから、どこかで線引きをして、立て直す、ということが大事です。


(6) 当たった理由がわからない台が3台以上あれば、そのシマでは絶対に打たない。

 次は、(6)についてです。これも平均値なのですが、突然にでも、自分がマークをしていない台が当たって連チャンをはじめますと、大抵は、その悪影響で苦しむことになります。どこのポジションの台でもそうなる可能性があります。

 単純に、ベースグループの5台でもそうです。いきなりのように、そのベースグループの中で3台が当たりますと、自分の台の優位性に疑問を感じてしまうことになります。もしかして、自分の台は弱いのではないか・・・ 大抵は、それが現実になります。

 そして、最終的には、自分がマークをして用心をしている台以外が当たったら失敗なのです。

 予想をしていない台が当たること、これがみなさんの台選択における最大の失敗になると言えるかもしれません。自分が当たらないと思っていた台が当たったらダメなのです。失敗です。読み違いです。何にも見えていません。

 当たりの在庫が少ないホールやシマであれば、そうした自分が予想をしていなかった台、油断をして見逃していた台が1台でもあれば、致命的なダメージになりかねません。それが、3台ともなりますと、もう、自分の台は当たりもしない、反応もしない、という結果になることが多くなりますから、他のお客さんの台の動向や、空き台の状況などに対して、常に目を配る必要があるということです。

 その台数が、3台以上ですね。ひとつの表現で、自分が許可をしていない台が当たることは許されないことだと、そのくらいの勢いで監視をする必要がある、ということです。


(7) 自分が座ったのを契機に2台以上の他の台が当たれば、そのシマでは絶対に打たない。

 次は、(7)についてです。これは、昔から、「スイッチ現象」という表現をするところの生贄現象ですね。どうしても、パチンコホールは売り上げ至上主義の側面が強いことから、生贄となる「金」や「お客さん」をアリ地獄のように待ち伏せている気配があると思います。すり鉢のような砂の罠を仕掛けておいて、運悪くそこを通ろうとしたアリさんが餌食になるあれです。

 そう、昆虫でもあのようないやらしいことをしていますので、人間であれば、尚更、そうした姑息な罠を仕掛けることが好きな人たちがいるのでしょう。私には、パチンコホールも似たようなものだとしか思えません。

 例えば、シマにお客さんが2人くらいでは誰も当たらないのに、3人や4人と増えてきたら、先に座っていたお客さんも含んで、その中の誰かが当たるとか・・・ ありますでしょ。

 やや稼動人数に比例をして当たる台が増えるようなシステムだと思います。もちろん、「金」をつぎ込んでいるお客さんという意味です。


 ですから、自分がどの台かに座ったときに、別に自分の台とは直接には関係のなさそうな台であっても、それらが当たってしまうことは、明らかに自分が座って「金」を入れたことが何らかの「引き金」になっている可能性があると判断をして、その台数が2台以上ですかね。それが確認できたならば、やはり、一旦は打つのを止めて考える必要があると思います。

 とくに、隣近所や背面の台などが当たることは、自分が生贄になった可能性が「大」ですから、平均的にその瞬間から仕切り直しをしたほうがよいと考えて頂きたいのです。


(8) シマで2~3台までに絞り込めないときには、絶対に打たない。

 次は、(8)についてです。だんだんと厳しくなります。この文章そのものなのですが、シマで2~3台までに絞り込めないということは、つまり、“絞り込んでいない”ということなのです。絞り込んでいない状況で打つのは、そう、「遊び」なのです。

 もう少し言えば、「遊び感覚」や「遊び気分」で打つのは、「問題外」なのです。パチンコで勝てる資格はございません。わからんなら打つな・・・ なのです。一般の他のお客さんを見ていたらわかりますね。わからんのに打っているから負けるわけです。当然のことです。

 そんな「遊び」でパチンコをしていて、勝てるほうが不思議です。

 カオスのみなさんもそうです。当たるかわかならない状況で打っているので、そのときの失敗や負債が積み重なって自分を苦しめるのです。ちなみに、自信を持って、カオスの技術は通用しないとか言われる人もありますが、「自信があるときにだけ打っているのですか?」と聞きますと、子猫のようにおとなしくなります。そういうことです。

 自信がないときに打つのはアホです。

 基本中の基本ですよ。それが理解できない、守れない、我慢ができない人は、間違いなく「問題外」なのです。勝てるわけがないですね。いろいろと言い訳も聞きますけど、根っ子の部分はそこなのです。自分の感覚や組み立て方、経験値などを総動員したとしても、自信がないときに打ってしまうと負けるのです。それ以上でも、それ以下でもございません。

 何度もでも書きます。自信がなときに打つのはアホです。私からアホだと言われたくないみなさんは、どうか、自分に強くあって頂きたいのです。頼みます。

(9) 自分の最終出玉の「半分以上」の投資をすることは絶対にしない。


 次は、(9)についてです。どんどん難易度が上がりますよ。これは、厳しいです。どの台かで当たった後の話ですが、自分が最後に当たって出した玉個数があったときに、次にどの台かを選ぶとしても、その最終出玉の「半分以上」の投資をしない、ということです。

 守れますか?

 これはねぇ・・・ 逆に考えたらよくわかる話なのですよ。みんさんが暴走をされたり負けが膨らんだりしているときの状況です。そう、投資金額に反比例をするように連チャンをしなくなるような風景ですね。当たっているのだが、負ける金額が大きくなっている状況です。

 そんなことを何回と繰り返していても、傷口を広げるだけなのです。たしかに、他のお客さんの2倍も3倍も4倍も当ててはいるが、結果的に当てるだけで、他のお客さんよりも被害金額が大きくなっていたのでは、まったく意味がありません。

 調子よく、ポンポンと金が増えているときは、えてして、最終出玉の「半分以下」の投資で次の台を当てているときなのです。そう思われませんか。

 
最低でも、最終出玉の範囲内で当てているときでしょう。そうであるならば、一定の目安として、最終出玉の「半分以下」の投資までということを常に意識をして頂いて、それを守る根性を養って頂きたいわけです。パチンコホールや他のお客さんとの戦いではないのです。自分自身との戦いなのですから。


(10) 少しでも嫌な予感がしたら絶対に打たない。

 それでは、最後になりました。(10)についてです。この項目は、ちょいとメニューのカラーが違うところがあると思われるかもしれませんが、最終的に、パチンコは“フォース”なのです。どれだけそれを感じ取れるか・・・ これに尽きます。

 例えば、個人攻撃や合法の範囲(実際には非合法だと思いますが)で当たりを飛ばされたり、連チャンをする予定の台のポテンシャルをカットされたり・・・ 本当はありえると考えているわけです。実際に、連チャン中の台でも強制的に当たりを止めることができるホールシステムもあるようですので、それを使われますと、結果的には負ける割合が増えることもあると思います。

 私がホールシステムの管理をする人間であれば、セキュリティーの名目でうざらしいお客さんはすべて排除すると思います。他のお客さんに対して迷惑をかける人や、直接、間接に他のお客さんの集客に悪影響が出る可能性がある人ですね。

 ただ、ボーダー理論のお客さんは大歓迎です。パチンコホールにとって、極めて都合がよいからです。どうせ誰かが勝つのであれば、アルバイト料金を支払っても、一日中、同じ台を打っていて欲しいと思うかもしれません。低換金率であれば持ち玉で粘ってくれますしね。そのお客さんが勝っているか負けているかは別としても、いつでも箱を積んでいるお客さんがいるという風景、これはアピールとして大事なことでしょう。

 結局、「即止めの台」ですよ。

 お客さんもアホではありませんので、ひとときの連チャンが終われば、もう、しばらくは当たらなかったという経験を繰り返していることがありますからね。パチンコホールの還元率が下がれば下がるほどに、そうしたお客さんも増えてきます。粘ったところで、余程に強い台でない限りは損をするだけだと、そう考えて、即止めをする人が多くなります。

 そうなりますと、人の体でいえば血行が悪くなるということですから、次の当たりが生まれにくくなります。シマの中で連チャン後の即止めの台が増えるのに比例をするように、次に当たる台の発生が出遅れてくるような感触があります。

 そう、私たちホルコンマスターは、当たるタイミングと、当たりが終わったタイミングについて、極めて敏感に読み取りますので、一塊の当たりを確保した後には無駄な投資を避けたがる習性があるわけです。ええ、“即止め台の生産マシン”のようなものです。

 うちのホール現場でもありますけどねぇ・・・ もう、本当に、“即止め台の生産マシン”の仕事の後に、何も考えなくて座っているお客さんなどは、白目を剥いて悶絶をしているような風景ですよ。それを毎回のように見ることになります。恐ろしいほどに、暴動が起きそうなほどに当たりません。甘デジであろうが、ハネモノであろうが・・・

 そうです。そうしたお客さんが来なくなるのです

 黙っていてもお客さんがくるような稼働率が高いホールであれば気にもしないでしょうが、特定の誰かのせいで、他のお客さんが嫌気をさして来なくなるということは、ただでさえ集客率が落ちているパチンコホールにしてみたら、店舗の売り上げにけっこうなダメージを与えると思います。

 そりゃ、そうでしょう。涼しい顔をしながら当たりだけを取って逃げるお客さんがいたら、「なんだこいつは!」って思わないほうが不自然です。私がホールサイドの人間であれば、しててこに懲らしめますわね。そういうことです。ですから、やがてカオスのみなさんも、ながやんさんや、こてさんのように、要注意人物になりますので、用心をして頂きたいのです。

 さて、以上ですが、大事なのは、やはり、(10)ですね。最終的に、少しでも嫌な予感や感じがしたら、ちょいと打つのを止めて仕切り直しをするか、一度、そのホールから出たほうがよいかと思います。外の風にでも吹かれて深呼吸をするような。

 私の場合は、「夢」です。パチンコでムカムカとする「夢」を見た次のパチンコは、超高確率で負けます。不思議ですがね。95%はそうなります。よう当たります。実は、今日も負ける夢をみたのですよ。それでも用心をしながら立ち回りをしたのですが、最初に3,000発くらい容易にプラスになりましたので油断をしました。

 それから、負ける要素をすべて排除しながら、手堅い台の選択をしていたのですが、候補指数“+17”くらいのMAXを当てて単発の400発、同じく、これしかないよねって、候補指数“+16”くらいの台を当てて、ああ、キン肉マンでしたが、確変中のハマリ・・・ まさかの400回転ですよ。当たっているのに玉が減るわけです。

 ベースグループ? 私が確変中で当たらんのに、他の台が当たることはないですね。もう、バカだろって風景でした。結果的に、2,500円負けて、ムカムカして帰ってきました。ちなみに、前述のキン肉マン(甘デジですよ)の確変中のハマリが400回転でしたけど、さて、何台の台が邪魔をしていたら、そうした非常識な現象が起こると思われますか。

 ええ、1台です。

 しかも、20,000発くらい回収をしていた甘デジが、チビチビ、チビチビと時間をかけて、ねちっこく1,800発くらいを返しているだけです。その甘デジのデータカウンターの明かりが消えた瞬間に、レインボーが出て402回転くらいで当たりました。まぁ、いずれ虎視眈々ブログで書くと思いますけど、こんな状況はパチンコではないですね。

 そして、私がお伝えしたいことは、そういうことです。だいたいわかりますよね。

 フラットに感じてみたときに、勝てる要素があるかどうか、ですね。それを先に掴み取ったほうがよいです。シマを眺めていて何となくでも勝てる気がするのか、どう頑張っても無理そうなのか、そうした感覚を鍛えるということです。それが、“フォース”なのです。

 「雑念」や「先入観」をすべて排除するのです。無心ですね。それができれば、何となくでも見えてきますし、感情のコントロールもできるようになります。ちなみに、私がムカムカとするのは、ホールの責任ですから、やがて解決をします(笑)


 さて、そうしたことで、「S.M.M(スペシャル・マスター・メニュー)」はいかがでしたでしょうか。パチンコの神より承ったところのモーセの十戒のような10項目でしたが・・・

 認めますか?

 守れますか? 

 信じますか?

 ええ、騙されたと思って、守ってみて下さい。私はこれ以上、何も言いません。パチンコ?・・・ 本気で取り組めば、誰でも勝てるものなのです。その本気を見せて下さい。そして、自分に打ち克って見せて下さい。マスターは、みなさんに大いなる期待をしています。以上。


【前書き】  より

 さて、第12回目になりました。“迷パチ”でございます。今回は、他にいろいろと宿題がありまして簡単に・・・ ダメですか? ええ、時間しだいです。何とか書き下ろしてみます。

 それでは、Q&Aに入ります。今回も、私が対応します。


※ 「迷えるパチンカーへの処方箋集」は、

                 こちらでも公開をしています。


Q.コウさんが言う“フォース”がよくわからないのですが?

A.はい。私もわかりませんので大丈夫です(笑) ええ、直感のようなものですね。長年のパチンコ地獄から培ってきたところの“野生の勘”のようなものでしょうか。ただ、そこで少し難しいことは、挑戦をしようと取り組む姿勢と、身を守ろうと引くような姿勢が反発をしやすい、ということです。その狭間に、自分なりの自信があります。

 戦う ←(+) 自信 (-)→ 身を守る

 このような構図です。自分に自信があれば過酷な状況でも当たりを取ろうとしますし、逆に、当たりのパラダイスのような状況でも、自分に自信がなければ身を引こうとします。これが、普通の場合ですね。別にパチンコのことでなくても同じです。

 例えば、そうですねぇ・・・ 普通の人であれば、マイク・タイソンやボブ・サップと戦ってみたいとは思いません。それはなぜか、戦うということについての名誉や自尊心の話以前に、自分の身の安全を考えるからです。まず、勝てそうにないし、下手をしたら骨を折られたり殺されたりする危険性もありますからね。そこまでやる価値があるのかと、先に考えます。

 それが、現役のプロレスラーのみなさんや、格闘家のみなさんなどであれば、腕に自信がある場合がありますので、もしかしたら勝てるかもしれないと挑戦をしてみたくなることもありえます。そうしたときに、自分の実力に対しての自己評価が正しければ、先ほどのモンスターのような超人にも勝てることもあるでしょう。

 そう、自己評価なのです。正しい自己評価です。適正な自己評価ですね。

 これが、“フォース”のひとつの側面なのです。「自分の真ん中を知る」ということです。「自分の実力を正しく知る」ということです。自分の実力をよく知ったときに、勝てる相手であれば戦い、負ける相手であれば身を引く・・・ ときには、勝てそうにない相手でも戦う必要があるかもしれませんが、それがパチンコの話であれば、ただの素人の発想になります。
 
 パチンコで負けるとわかっていて戦うのは「遊び」であると言いました。パチンコで負けたことによって得られることもありますが、いつまでも負けていたら破産をします。パチンコどころではなくなりますからね。負け戦は避けるべきです。そうした戦いから脱却をするべきです。パチンコは何かの競技でもスポーツでもありません。ギャンブルなのですから。

 戦う ←(+) 自信 (-)→ 身を守る

 話を戻しまして、次のテーマに入ります。例えば、このような構図があったときに、自信という概念に、まるで自縛霊のように憑依をしてくる厄介なものがありますね。

 戦う ←(+) 欲 (-)→ 身を守る

 これですね。実は、この話・・・ 勘違いをされているみなさんが多いのです。「コウさん、自信があったので打ちましたが負けました。」という話を聞いたときに、それは本当に自信だったのか?・・・ という発想をしてしまうことがあるのです。

 どなたとは申しませんが、そう、「自信」と「欲」の混合なのです。自分でもどちらかわからないことがありませんか。「私は自信があったので狙ったつもりだったのだが、本当は、MAXなので当たればデカイと妄想をしていたかもしれない。当たりさえすれば何とかなると思っていたところがあったかもしれない。それは欲なのだろうか。」・・・ このように思えるみなさんは幸いです。本当の自分の“思い”に気が付かれるきっかけを得ましたからね。

 ただ、ときには、“自信”、ときには、“欲”・・・ それが普通のホルコンマスターのみなさんであるとは思うのですが、そろそろ、どちらかに整理をされたほうがよろしいかと思うわけです。そして、大抵は、“欲”が前面に出ているときに負けますね。

 それは、“自信”ではない、“欲”だったのです。

 例えば、長年とカオスブレイクに在籍をされていて、他の一般のお客さんなどと比較をして、自信のレベルが弱いとか、もう、ナンセンスなのです。自信の問題ではないことがあるでしょう。「自信があったので粘って打ったのだが、なぜ、当たらなかったのか?」・・・ いやいや、“自信”じゃないのですよと。“欲”が先行をしているのに、それを黙認するかのように打っているので負けたのですよと。大抵は、そうだと思いますよ。

 本当に、真剣で冷静な取り組み方をしているのであれば、1台に、30,000円も40,000円も50,000円も60,000円も突っ込みませんから。そんなものは、“対ホルコン技術論”ではないのです。ただの遊びです。邪魔をしている台が5台も6台も7台もあるのに、喜んで打っているとか、もう、問題外なのです。

 自分も当たるかもしれない?

 無理ですよ。パチンコがそんなに甘いものであれば、誰でも勝てますわ。

 パチンコで破産をした人は多いのです。借金苦でのた打ち回っている人は多いのです。結果的に、自殺をした人も多いのです。普通に考えて、それがわからなければ、パチンコは止めるべきなのです。

 まぁ、厳しい内容を書けと言われたらいくらでも書けそうですが、みなさんの技術レベルに応じた話をしていきたいと考えています。パチンコはねぇ・・・ 何だかんだといっても、最終的には、自分との戦いなのです。ホール環境がどうのこうの、他のお客さんがどうのこうのと言っている時点で、まだまだ、戦いにも入っていない状態なのです。

 そう、リングにも上がっていない状態なのです。ギャラリーなのです。誰かの応援をしているのですよ。そんなつまらん自分から、どうか、テイク・オフをお願いしたいのです。そして、そうした姿勢が、私が思う、フォースの鍛え方でもあるわけです。


Q.カオスに入ったのはよいのですが、まずは何を学べばよいのでしょうか?

A.ええ、簡単ですよ。とりあえず、友達を見つけるのです。気が合いそうな人ですね。その人の生き様を学ぶのです。どんな仕事をしていて、どんな趣味があって、どんなときにパチンコをしていて、どのような立ち回りや技術を使っているのか・・・

 他にテキストを書いてくれる人が少ないので、しょうがなく私がテキストを書いていますが、私の話などは、ひとつの意見でしかありませんからね。私の話ばかりを聞いていると、どうしても妙な癖やら偏りが出てくるかもしれません。

 ようは、技術論にしても、「平均値」なのですよ。

 いろんなみなさんの立ち回りや技術、技法を知ることによって、自分が使えそうな内容を見つけ出せるようになると思います。

 
自分のホール環境に、ピッタリと適合をするようなものをチョイスすればよいのです。その意味で、多くの師範代のみなさんの技を知る必要があると思います。

 単純に、ひとりの人からしか情報を得なければ、そのひとり分の技術で終わります。それが正解であればよいのかもしれませんが、ホール環境が変わることがありますので、他の人たちからの情報も、引き出しの種類として蓄えておくことはよいことだと思います。

 そうやって、多種多様な考え方や技術論を整理していますと、まぁ、苦労をされるかもしれませんが、やはり、物事の真ん中が見えてくるようになります。間違いありません。

 私の場合は、「底辺理論」を中心に展開をしているわけですが、ホール環境がまともであれば、そこまで頭を悩ませなくても単純に当たりを取れる方法論もあるわけです。


 「制御F理論」などは、そうした側面が強いですね。とりあえず、今は当たらない台、当たったところで伸びなさそうな台が高確率でわかりますので、そうした台を避けながら、活性化をしているラインを2,000円単位(貸し玉4円)で狙うわけです。単純ですけど、状況がよければ大いに活用をする価値が高い商品だと思いますね。

 まぁ、商品というのは誉め言葉なのです。はい、武器でもよいのですが。

 それと、夏さんの“コンビ枠”も強力ですよ。うちでは射程範囲内で1台しか出ないので微妙にシフトをしながら使いますけど、普通のホール環境であれば、かなりの財産になりますね。ええ、今度は、財産ですよ。もう、家宝なのです。

 そうそう、専務さんのあれ・・・ 何でしたっけ? そうそう、「金の流れを読む技法」ですね。ハーゴンさまも絶賛(大げさ?)されていましたので、今後、私も参考にさせて頂く予定です。それで、専務さんの何がイケているのかと言いますと、ご本人さんは、パチンコが大嫌いだということです。パチンコが嫌いな人があれだけ勝っているのも微妙な感じはしますが(笑)

 先ほどの、法学部出身のこてさんにしてもそうですし、釣りの世界ランキング保持者の黒ボイジョさんにしてもそうですし、大魔道師さまである殿にしてもそうです。普通に聞いたら、丁寧に教えてくれます。そう、聞かれないと答えないが、聞かれると喜んで答えたい人もあるわけです。

 そうしたことで、とりあえず、自分の気が合いそうな人を見つけて友達になって下さい。そうそう、カオスのラインはよいですよ。友達になりやすいですから。そこまで勇気が必要なことでもないでしょうけど、まぁ、第一歩は自分から・・・ みたいな。いかがでしょうか。


Q.自分はパチンコを通して何かを学んでいるような気がします。何でしょうか。

A.ええ、知りませんよ、そんなこと。

 まぁ、個人的な話は別にして、一般論であれば何かありそうですね。言えそうです。そうですねぇ・・・ とりあえず、「自制心の訓練」には最適ですね。ギャンブルで強い人は、そう、自分に強い人が多いでしょうからね。

 子猫のように自分に甘そうな人で、ギャンブルが強そうな人を見たことがありませんから、たぶん、それは言えると思います。そう、「克己心」と表現をしてもよいですね。自分に打ち克つ心・・・ みたいなものです。

 私の場合は、正直、パチンコを通してひねくれましたけどね。ええ、こんな性格じゃなかったのです。別にそこまで悪人でもないですけど、まぁ、ひねくれましたね。何かの物事について、裏の裏まで、まるで身体検査をするような見方をするようになりました。

 損得の感覚ではないのですけどね。善悪に近いのでしょうか。その理想論のようなものです。

 パチンコが完全確率100%でなければ、それは、詐欺であるし犯罪ですからね。そうだとしたら、国家規模での犯罪集団、犯罪組織ですよ。

 例えば、今の時期にイスラム国の人たちに誘拐でもされたら、そう、高確率で処刑をされますね。

 

 現時点で、イスラム国の人たちに処刑をされた邦人が何十人なのか知りませんけど、ねぇ、パチンコがきっかけで破産をしたり、生き地獄に堕とされたり、実際に自殺をされたみなさんの人数を考えたときに、何十万人の単位かもしれません。

 そうですよ。そうした処刑人が、駅前や、通学路や、繁華街や、自分の家の近所に何人もいるわけです。何件も、そうした処刑場が建っているわけです。みなさんの近所に、周囲に。まるでアミューズメントパークのようなふりをして。まるで、楽しいところのようなふりをして。

 遊びで取り組んでいたら殺されますよ。そういうことです。

 自制心が弱い人、克己心が弱い人から順番に、パチンコの蟻地獄に吸い込まれて行きます。

私は、何十人も、そんな人たちを見てきましたよ。ええ。どこかでも書きましたように、これまでにも、環境とか、技術とか、いろいろと言い訳を聞いても来ましたけどね。

 何のことはない。その人たちの「自制心」や「克己心」が弱いだけの話であったと、そうしたケースが多かっただけだと、そう思うわけです。

 そういう意味で、パチンコを通して学べることはあると思うのですが、極めて金銭的な負のリスクが高い世界ですから、それなりの覚悟をして取り組んで頂きたいと思いますし、そうした過酷な環境であるからこそ、自分に打ち克つきっかけを得ることもあると思います。

 まぁ、今後も、みなさんが、本当の意味で自分を知られたり、新しい自分を発見できたりするような刺激はあると思います。それまで、何とか生き延びて頂きたいと思います(笑)
 
 以上、今月号の「迷えるパチンカーへの処方箋」でした。


テーマ 『嫉妬心を平穏な心にするには・・・』


 カオスの皆様、明けましておめでとうございます!

 昨年からコラムを書かせていただいていますが、読んでいただきありがとうございます。

 そして、カオスの皆様、最愛なるマスター様、今年もよろしくお願いいたします(*^^*)


 それでは、今回のテーマは『嫉妬心』ということで、皆様も、誰かから嫉妬をされたことや、自分が誰かに嫉妬をしてしまったことが、ご人生の中で何度かあったと思います。

 自分が嫉妬をしているときって、本当に毎日がイライラとしたり、不安になりすぎたり、自分に自信がなくなったりと・・・ やきもきとした思いをしてしまいますよね。

 それは、本当に苦しいことだと思いますし、普通、その気持ちから抜け出したい一心になるのですが、嫉妬の気持ちを抑える方法など、あまり教えてもらえることもないですね。それで、どうしたらいいのか分からない・・・ そういうことがあります。


 そうしたことで、今回は、その嫉妬の気持ちによる、心の苦しみを乗り越える方法をご紹介させていただきますね!

 まず、嫉妬をしている気持ちとは、誰に対しても、何に対しても、『悔しいから』という思いが、必ずどこかにあります。心のどこかに、『悔しさ』があるのですね。

 では、いきなりですが、このコラムを読んでくださっている皆様にお聞きします。

 何が悔しいんですか?

 それは、どうしてですか?

 今、皆様には、この質問のお答えについて、やんわりとでも何か思い付かれることがあったと思います。そう、何が悔しいのかと思ったときに、一番、最初に出てくる気持ちです。

 あの人は、私よりきれいだ。

 あの人は、私よりかわいい。

 あの人は、私より恵まれている。

 あの人は、私にないものをもっている。

 あの人は、私より愛されている。

 そうです。このように、自分自身に素直に聞いてみたときに、何かしら思うことが出てくるはずなのです。それが自分からの答えですね。そうやって、『自分の気持ちに耳を傾けて』いただきたいのです。素直な状態で、自分に聞いてみる、ということですね。

 そうしたら、いくつかの気持ちが自分の中から返ってきたと思いますが、それがどんな答えだとしても、どうか受け止めてみてください。それが『自分が嫉妬をしてしまっているの理由』になりますから。それが理由で、心穏やかでない自分があったのです。誰かに対して、何かに対して、やきもきとしていた自分があったのです。

 そして、理由がわかれば、解決策も見えてきますよね?

 そこで、もし、「解決なんてしょうがない!」と思われるなら、また質問をさせてください。意地悪ではないですからね(^^)

 では、あなたはどうなったら嬉しいですか?

 自分の願望や欲求が丸出しになっても構いませんから、素直になって自分の心の声を聞いてみてください。例え、それが高望みでもいいんです。不純な思いや欲望だと思ってしまうものでもいいのです。すべて、それが心の平穏への『鍵』になりますからね。

 と、言われたら・・・


月刊カオスブレイク11月号 参考書籍・参考文献


『希望の法』より 

 嫉妬される立場になった場合には、「他の人のために生きたい」という気持ちを常に持っておくことが大切です。それを外に出す必要はありませんが、常に心のなかに持っておくのです。

http://amazon.co.jp/o/ASIN/4876885419/hsmail-22/

『「発展思考」講義』 

 本当の意味で自己確立ができて、自信が湧いてくると、人様のことを許せる気持ち、あるいは包みこめる気持ちが湧いてくるのです。

非売品

『希望の法』 第3章より

 嫉妬される立場になった場合には、「他の人のために生きたい」という気持ちを常に持っておくことが大切です。それを外に出す必要はありませんが、常に心のなかに持っておくのです。

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=134&utm_source=wordsJpn&utm_medium=email

 他の人が自分より大きな成功をしたときには、自分のほうにも競争心や嫉妬心が出てきたりしますが、それを、極力、抑えることです。そして、自分の思いに反するとしても、その成功をほめてあげることです。

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=134&from=thw

『忍耐の法』より

 スランプに陥る人は、「自分は駄目なんだ」と言いますが、それは、「最高の自分」「理想の自分」から見て、今の調子が悪いのであって、「全人類のなか」や「全日本人のなか」、あるいは、「全男性のなか」「全女性のなか」で比べて、まったく駄目な、最低のクズであるわけではありません。そのようなことを判定できる人など、どこにもいないのです。

http://amazon.co.jp/o/ASIN/4863954123/hsmail-22/

『理想国家日本の条件』 第4章より

 同じような条件の下で、ある人は幸福になり、ある人は不幸になっていきます。自分はどう考えるか、自分ならどうするか。それは、自分自身のものの見方、考え方なのです。

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=177&utm_source=wordsJpn&utm_medium=email

『未来の法』 第1章より

 心に繰り返し描く理想像というものが、実は、人生の目的地であり、目標なのです。その目的地に向かって、人生の旅は進んでいくわけです。したがって、「繰り返し心に描くことができない理想像であるならば、それは変更されていく可能性が高い」と言ってよいのです。

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=862&from=thw

©Ryuho Okawa, Happy Science, IRH Press