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 「月刊カオスブレイク」のご紹介Chaosbreak-Magazin

月刊カオスブレイク 2014年 4月号



PDF A4版 41ページ 

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heck it out

カオスブレイク・ガイドライン

“攻める技術”と“守る技術”

2種類のプロスタイルとの因果関係

環境に順応してきたカオスの技法

防御力を徹底的に極めてみる

お題目としてのメンタル・マインド論は卒業しよう

身を守るためのシールドの要素は多ければ多いほどよい

自然に打てなくなれば進歩をしているという発想

あなたはだんだん打てなくなる

いざ、専門職人の道へ(1)&(2)


【前書き】 より

 それでは、今月号の特集です。「ザ・ウォーキング・カオス」ということで、ゴリさんが好きな海外ドラマのパクリです。ゴリさんより私のほうがちょいと先を見ていますのでドラマの内容を解説したいのですけど、その話になると逃走をされますので楽しいですね。あ、パクパクとゾンビに食われる人が多いドラマですけど、心配しなくてもボーガンマスターのダリルさんは主役の一人ですから、まだお元気です。


【カオスブレイク・ガイドライン】 より


 さて、カオスブレイクには様々な組み立て方がございますので、それらの技術論についてまとめてみたいと思います。技名や技数だけは国内最多かもしれません。

 たぶん、みなさんが忘れておられる技や、使っておられない技があるかと思いますし、説明通りに何回かトライをしてみて使えないと判断をされてゴミ箱に捨てられたこともありますでしょうから、そうした武器庫の整理整頓や武器そのものの修繕や修理をしてみます。


 それで、技数が多いですから大きく2種類に分類します。前衛と後衛のようなものです。先発や後発でもよいです。
 
 例えば、前衛として切り込み隊長のような役割の技と、後衛としてとどめを刺すような確認用の技になります。

 
最初の前衛の段階でふるいにかけておいて、そこから絞り込むときに後衛の技で手堅く仕留める・・・ みたいな。ただ、ホールの癖や個人的な習慣もありそうですから、みなさんのホールで適合率が高くなるように組み立て直されても構いません。


 単純ですけど、これまでの代表的な“技”を上表のようにソートをしてみました。

 私の感覚で、前衛と後衛の2種類に分類をしましたが、“ベース消去法”の視点だけは常に持っておかれたほうがよいですから、前衛と後衛に共通をする技術論として捉えて頂きたいです。


 また、「D2スペシャル」などもそうなのですけど、うんこ台からの消去選択として、普通に前衛の技としての活用もできますし、どこかの台に座ってからの判断材料にしてもよいですね。

 稼働率さえあれば、シマの状況は刻一刻と変化をしますので、「D2スペシャル」なら「D2スペシャル」で状況に応じた情報の取り方をしたほうがよいからです。いきなり隣のうんこ台が当たったり、自分が超信頼度の激アツリーチをスカしたりすることがありますからね。


 そうしたことで、例えば、ひとつの事例として、前衛の「SPA」や「サザン・シルエット」などで特定の台を絞り込みます。そして、その台に座ってから、「D2ポジション」の確認や、「反動調査」などで台の強弱を見るような流れです。

 それでも台の雰囲気が思わしくなければ、更に、「フクザワ・アタック」などで追い込みをかけます。


 このように大きな流れとして、“前衛の技”、“後衛の技”と分類をすることでメリハリもできて混乱をすることを避けられると思います。

 別に同時進行ですべての要素や制御を考えながら立ち回ってもよいのですが、普通はそこまで脳みそが活動しませんし、技の種類だけが多くて使いこなせないと意味がないですから、流れとしての役割分担をしてみるとよいのではないか、という発想なのですね。


 或いは、これもひとつの事例として、「Vセン職人」を目指される場合に、Vセンの台を基準にしたときに、とりあえず何台かの候補台があるわけですが、その選択をするときに「チェーン・ザ・ライト・クロス」を複合させます。

 後で説明をしますけど、相性がよい技と、やや反発をする技がありますので、おしどり夫婦のように相性がよい複合技で前衛の攻撃をします。


 それから絞り込んだ台に座って、ベースグループ(ベース消去法)などで優先順位が上がった頃に打ちはじめたり、その時期が来るまで「なめこシュート」で待機をしたりと、これも同じく、“前衛の技”、“後衛の技”ということですね。

 このように、どちらかと言いますと、“前衛の技”は、攻撃的にバッサリバッサリと希望のない台を切り捨てて行くようなイメージであり、“後衛の技”は、やや防御をしながら手堅くチクリチクリととどめを刺すようなイメージかもしれません。

 宮本武蔵ではありませんが、前衛が“二刀流”であるとするならば、後衛は“盾”や“シールド”を持って戦うような雰囲気ですね。

 切り込みの技で奇襲をしてザコ台を薙ぎ倒した後に、ある程度の台の選択や絞り込みができましたら、ボス戦に備えて手堅く防御をしながら応戦をするようなイメージです。常に同じような打ち込み加減ではなくて、メリハリのある攻防ということですね。



【“攻める技術”と“守る技術”】 より


 それでは、次のテーマに入ります。何となくでも私がお伝えしたいことがわかられると思いますけど、ぶっちゃけ、結果的にパチンコで負けることが多い人は、“守る技術”が弱いのです。

 それを別の言葉で表現したら、“防御力”ということですね。例えば、ある意味で、どなたでも“攻撃力”についてはいくらでも上げることができます。金さえあれば何台でも打てますし、どこまでも追いかけることができる話です。しかし、“防御力”や“身を守る術”については、そんなに単純なことではありません。

 それでは、カオスブレイクの技術論について、直感的にわかりやすく表現をしてみます。下表の“攻撃力”とは、“前衛の技”としての「的中率」や「伸び率」に関わってきます。“防御力”とは、“後衛の技”としての「安全性」や「信頼性」に関わってきます。

 これらは、あくまでも私の経験則での比較評価でありますので、みなさんのホール環境などに適した比較評価をされてもよいですね。

【2種類のプロスタイルとの因果関係】 より
 
 下表は、中級編 第二章「プロ意識と収支目標の確立」からの転載です。カオスでは基本的に2種類の台の選択における取り組み方があるとお伝えしてきました。

 プロスタイルのことです。

 一台集中型の“スナイパースタイル”と、多台分散型の“サバイバルスタイル”という話でした。

 ただ、このテキストを作成してより数年が経過をしますが、ホールが加速度的に魔界化をするのに比例をして、私の立ち回りスタイルも変化をしてきました。

 実際には、これらのスタイルの「中間ポジション」がよいのかもしれません。

 数年前のカオスの考え方として支流であったのは、とにかく攻めるパチンコですね。攻めて攻めて、攻めながら場数を踏んでいくような考え方が強かったと思います。その甲斐があってか、当てる台数は国内最大数と呼んでもよいくらいの実績を残していると思います。

 もう、サバイバルというより、ゲリラ活動のようなイメージさえ持っていました。それが自然に落ち着いてきたのか、私が歳を取って鈍くなったのか微妙ですけど、何事も「中間ポジション」に成功や成長の秘訣があるように考えることが増えました。では、そんな話をします。

【環境に順応してきたカオスの技法】 より

 さて、冒頭より、前衛や後衛という表現をしてきました。前衛や護衛とは、基本的に、護衛の“衛”という意味ですから、全般的に守りながら大きくふたつに分けた軍隊や兵隊のようなものを推し進めて行くイメージとして使いました。つまり、突発的な自爆テロや無差別テロのようなイメージではなくて、基本的に、自分や親方様などを守りながら駒を進めて行く、という意味合いです。

 そう考えたときに、前述の“サバイバルスタイル”というものは、どちらかと言えば、自爆テロや無差別テロに近い発想もあります。どうしても、「当たって砕けろ」のようなイメージがありますからね。実際のホール現場でそれらを振り返ったときに、「当て散らかしている」「食い散らかしている」というような表現になると思います。他のお客さんにしてみたら、本当に迷惑なだけです。

 そして、因果応報と申しますか、当て逃げ(連チャン即止めで放置した台)を繰り返していますと、その台の周期の移行や回収が鈍くなることがありますので、シマ内で新しい当たりが生まれにくくなります。そうなると、いつまでもそのシマにいたときに、当て散らかした“ツケ”が自分に返ってくることがあります。散々と当て散らかして、最終的に負けたり、たいして勝てなかったりしたら、自分が予想をするよりも虚しくなります。

 或いは、それと対照的なプロスタイルである“スナイパースタイル”ですね。もちろん、みなさんのホール環境は違いますので、使えるか使えないかの議論はできません。使えるホールでは使えるだろうと、そのくらいの話でしかありません。

 ただ、当地の魔界ホールのようなところでは、どうしても一日を通して当たりもしない台がありますので、いつまでも同じ台にしがみついておれないという事情があります。そして、年々とホールの還元率は下がる一方ですから、どうしても“お釣り”が少ない台が増えてきます。ですから、できるだけ博打のような投資を避けたい、という流れになってきていると思うのです。

 そうしたことで、私もうんざりするくらいに「当て逃げ」や「深追い」をして来ましたが、もう少し、上品に立ち回りができないものかと、そう考えるようになっています。ですから、前述のふたつのプロスタイルについて、「中間ポジション」「中間スタイル」を目指したほうがよいように思うのです。理想論としてですね。昔はそれでよかったけれど、今はちょいと事情が変わった、という状況でしょうか。

 その流れに添ってか、カオスの技の数々も“安全性”を優先するような技術論に移り変わって来たと思います。つまり、攻撃主体の発想ではなくて、“手堅さ”や“慎重さ”の重視をするような発想です。攻撃力を優先していた時代から、防御力を意識し、強化する時代へ・・・ そうした変換期のようなものでしょう。

 結局、SNSでたっつんさんも発言をしていましたけれど、パチンコは“攻める技術”よりも“守る技術”のほうが大切であると、私も同じ意見を持っていますし、いかに防御力を高くできるかという努力や姿勢が、生き残るために最も必要な要素であると思うのですね。逆に、これまで中途挫折をされたみなさんや生き残れなかったみなさんのことを考えたときに、それは“防御力が弱かった”のではなかろうかと、そう考えてしまうこともあります。

 「攻撃は最大の防御である」・・・ 一理はあります。しかし、パチンコにおいては、攻撃ばかりを主体にしていても、結果的に、“差し違え”や“共倒れ”になるリスクがありますから、できるだけそこに「身を守りながら攻める」とう発想を盛り込むべきだと思うのですね。本来は、「攻撃=2」に対して、「防御=8」くらいの割合でもよいかと思います。


【防御力を徹底的に極めてみる】 より

 それでは、似たような話でございますが、先ほどのカオス技表について、“防御力”が高い技術論からソートをしてみました。

 いきなり攻撃中心のスタイルから防御中心のスタイルに変えることは難しいかもしれませんが、少なくてもそれらの意識をするところかはじめて頂ければ、それなりの手堅い考え方や組み立て方もできるかと思います。

 さて、“防御力”ということを考えたときに、とりあえす、「反動調査」という概念ですね。私のイメージとしては、“亀の甲羅”のような堅強さがあるように感じています。予期せぬ何かがあったときに、直ぐに手足を引っ込めて身を守るようなイメージです。余計な投資をしない、金を使わない、ということですね。

 それで、「反動調査」という感覚が板に付きますと、「自信が弱い台」や「怪しそうな台」や「当たっても“お釣り”が少なそうな台」に対しては、迂闊に手を出さなくなります。

 そもそも、自分で納得ができそうな「反動調査」が完了するまでに一定の観察時間がかかりますから、自然に座る台数や打つ台数が減るわけです。自分が座る台数や打つ台数が減るということは、それだけ無用な投資が減るということですからね。

 例えば、パチンコホールにいる時間には個人差がありますけど、2時間なら2時間くらいパチンコをする人がいたときに、平均的に座る台数があると思います。

 それで、以前は2時間の間に4〜5台くらいの台数を打っていた人が、「反動調査」という考え方をマジメに取り入れますと、その台数が1〜2台くらいに減ると思うのです。それだけ、“防御指数”が上がりますね。


【お題目としてのメンタル・マインド論は卒業しよう】 より

 それでは、続きです。一般論として、「パチンコではできるだけ金を使わないようにしましょう」という考え方があるかと思います。単純に、「パチンコをしたい動機や衝動を抑えましょう」「パチンコをしたくても我慢しましょう」というようなニュアンスです。これは、ややメンタル論に近い話であるし、パチンコ依存症のみなさんがよく考えておられるような話です。

 もちろん、自分に厳しい人や、克己心が強そうな人なら、そうしたルールを守れることもあるかと思いますし、何も考えなくて暴走列車のような勢いでパチンコホールに駆け込んでいるような人に比べたら、まだ救いようがあると思います。

 これはカオスの月刊誌ですので私は好き勝手に発言をしますけれど、そう、メンタルやマインドの話など、全般的に“弱すぎる”と思うのです。個人的には、「そこですか?」「本当にそこが問題ですか?」と考えることが多いのです。メンタルやマインドの反省会くらいで、パチンコで負けないようになる、或いは、勝てるようになるなら誰も苦労をしません。

 メンタルやマインド論については否定をしませんし、私も遠回しにでもそうしたノウハウを書いているつもりです。そこに何かのヒントがあればと思うからです。

 しかし、少し冷たい表現ですが、メンタルやマインドなどと言っている時点で“技術力”の放棄でしかないと考えることもあります。そう、自分の“技術力”が弱いことをメンタルやマインドの責任にしていてもしょうがないのですね。なぜなら、大抵のパチンコでの事象については、“技術力”だけでカバーができるからです。それを極端に表現したときに、感情や喜怒哀楽は不要だと断言してもよいでしょう。

 そうです。感情や喜怒哀楽が不在でもパチンコは普通に当たります。本当は、泣く必要もないし、笑う必要もありません。パチンコの現場において、そうした感情の変化や浮き沈みは邪魔になることのほうが多いと考えます。

 私は何百人という数のパチンカーのみなさんとご縁を頂いてきました。ホルカーやホールマスターでもよいですね。ぶっちゃけ書きますけど、「自分はマインドが弱いからパチンコが上手にならない」「いつもメンタルで失敗する」「精神力が強くなればよいのだが」・・・ 

 こんな話を言い続けて、パチンコが上達した人など、一人もいないと断言ができますよ。

 “技術力”を上げる努力を放り投げて、メンタルやマインドの責任にしたところで“技術力”が上がるはずもありません。そう、言い訳ですね。「私はマインドが弱いのです」・・・ 言われなくてもわかります。「私は女の子のように繊細で傷付きやすいのです」・・・ だから何ですか。

 メンタル、メンタル、メンタル、マインド、マインド、マインド・・・ 創価学会ではないのですから、そのような“お題目”を唱えていてもパチンコで勝てるようにはなりません。パチンコで勝てるようになるためには、“勝てる技術”を身に付けるしかないのです。

 自分に厳しくなる?・・・ 永平寺の修行僧でも泣きながら一生をかけて苦行をして、それで強くなれるかどうかです。パチンコの分野でのことですが、私が知っている人でそうした課題を目標にして、本当にそうなった人など知りませんし、聞いたこともありません。それだけ、メンタルやマインドを強化することは難しいことなのですね。

 それよりも、“技術力”を上げることに専念をしたほうが、よほどパチンコでの結果はよくなると思うのです。


【身を守るためのシールドの要素は多ければ多いほどよい】 より

 本質的には、メンタル・マインド論は大切なことです。しかし、それらを“言い訳”の材料にして進歩が止まる、或いは、後退をするようであれば、そんなものは不要です。普通に考えて、邪魔な存在でしかありません。みなさんの心の中に、そうした“甘え”がないかどうか、振り返ってみて頂きたいと切に思います。

 さて、全般的に私がカオスのみなさんに対して思うことは、一言で、“防御力が弱い”ということです。脇が甘い、隙がある、リスク管理が弱い・・・ ということですね。まだまだ遊び感覚でパチンコに取り組まれているみなさんが多いと思います。それについては、みなさんご自身がよくご理解をされているでしょう。

 今回の月刊誌の特集は、「カオスブレイク・ガイドライン」ということで、時代の流れとともにカオスが目指すものや、その方向性を変化させて来たという内容ですが、その大きな変化のひとつとして、“攻める技術”から“守る技術”へのシフトチェンジですね。それがあります。

ネズミのようにチョロチョロとしながら、様子見(ようすみ)や当て逃げを繰り返していた日々から、できるだけ無駄な動きや自爆をしないように、ようは、軽々しく目の前のチーズに飛びつかないようなスタイル、そうした慎重さや手堅さを追求できるようになってきたと思います。

 実際に、5〜6年前と比較をしたときに、私がホール現場で座る平均台数も半分以下になっています。また、カオスでも上級者のみなさんであれば、上級者になるのに比例をするように、座る台数の平均値が少なくなっているでしょう。だんだんと、“無駄な動き”や“自爆劇”も減るということですし、それだけ軍資金を守れるということです。

 さて、大切な話を書きます。そうした上級者のみなさんと、そうでないみなさんとでは、一体、何が違うのか、その内訳はどうのようになっているのか、そこを考える必要があります。

 例えば、カオスの上級者のみなさん、チベットの山奥の修行僧のようにマインドが強いでしょうか? 強靭な精神力を持ったみなさんばかりでしょうか? 魁!男塾のように、比類なく自分に厳しく鉄の意志を持っているようなみなさんでしょうか? 

 否、否・・・ 普通の人が多いと思います。それだけ精神力が強く完成をしているような人は、パチンコなどしません。他のことをしているでしょう。そう、パチンコが強いのは、大抵の場合、他の要素なのです。それをメンタルやマインドの違いだと勘違いをするので、なかなか追いつけないのです。

 んじゃ、何が違うのか? そう、“守る技術”です。

 冒頭で、「ある意味で、攻めることは誰にでもできる」と書きました。軍資金がある限り、じゃんじゃん打てばよい話ですね。いつかは当たるでしょう。しかし、“守る”ということになれば、上級者のみなさんとそうでないみなさんの“差”は、例えば、短距離走で考えたときに、カール・ルイスと近所のおばちゃんくらいの実力の違いがあるかもしれません。近所のおばちゃんであれば、たぶん、ドーピングをしてもプロには勝てません。

 ここを問題にするべきなのですね。上級者のみなさんは、それだけ“身を守る術”に長けているということであり、その身を守るシールドの種類が多く、品質が高い、ということです。次は、それに関連をする内容について具体的な話を書きます。


【いざ、専門職人の道へ(1)】 より

 それでは、次のテーマに入ります。「カオスには様々な“技”や“組み立て方”があるが、その相性があるので、それについては後で説明をする」というような話をしていましたので、カオスブレイクにおける各種の技術論の説明や評価を交えながら、“相性関係”の内容を書きます。

 さて、基本的に、パチンコホールが魔界化をしてきますと、どうしても以前までホール現場で活躍していたような技や組み立て方が通用しなくなる、ということはありえます。

 もちろん、本質的に使いこなせていないという状況も含みますので、単純に“使えなくなった技”ということは少ないのですが、それでも“的中率”の低下や“普遍性”の低下があるのは事実です。

 そうしたことで、現在、カオスブレイクにおいて主流としている各種の技術論や組み立て方について、私なりに正直に評価をしてみたいと思います。ただ、その前提が魔界ホール(還元率が極めて低いホール)での評価になっていますので、やや辛口になります。


総合評価(1) ベース消去法

 いつも言いますように、私はどこのベースグループでもOKというスタイルではあります。その中で最もマシな台の選択ができる自信があるからですね。

 別の表現をしたら、ベースグループ内で最も早く当たる台の絞り込み、ということです。昔からベース消去法については何度も何度も大切であるという意味でお伝えをしてきたつもりですが、なかなか伝わらないのが現状です。

 ついでにウンチクを書いておきます。普通、ベースグループで狙うのは2台までです。3台目を狙っている時点で、その人の的中率が怪しかったり、ベースグループそのものが腐っている可能性があったりしますからね。平均値ということです。

 逆に、ベース消去法をしたときに、1台目が当たらなかったという理由で、そのベースグループから離れることには賛成をしません。

 その理由は、ベースグループで他の台が当たった後に、その狙っていた台が当たる準備をしている可能性があるからです。

 
本質的に強い台であれば、弱い台が当たって間髪を入れずに当たることがありますから、仮に狙っていた台が当たらなくても、やや慎重にその理由を探る必要が出てきます。そういう意味で、2台目までを射程範囲としたほうがよいという結論です。

 そうしたことで、大当たり確率が低い機種(スロ:ジャグラー/パチ:甘デジ)であれば、ベース消去法だけでOKという見解を持っています。

 逆に、ベース消去法だけで当たりが取れないようでは、今後、パチンコホールが魔界化をしてくることに対応ができなくなる気配もありますので、どうか、ベースグループにおける消去法について真剣に考えて頂きたいです。

 そうそう、それでもピンと来ないみなさんがありそうですので補足しておきます。100%間違いなく、ベース消去法については個人差や実力の違いがあります。しかし、本物のベース消去法はガチで強力な威力がございます。かなり強いです。それを信じて頂きたいです。

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伝説の『ホルコン古文書』・・・ ホームカミングw

弱グループが弱グループである理由

『Xチェーン』が活性化しているのであれば、『Yチェーン』は避けるべき

アナザー・アクティブ・チェンジャー(AAC)

目指せ!『マスター消去法』

当たらない理由を徹底的に考えてみる

【弱グループが弱グループである理由】 より

 それでは、基本的なことですが、復習の意味でベースグループの相互比較を考えましょう。何事も基本は大切ですからね。

事例 謎の古文書V 
「やっぱり、弱グループには理由がある(2)セル」

 分析をする順序にはこだわりませんが、まずは、最も強かったであろうGグループを基準にして、複数のパターンを想定してみます。

 とりあえず配色をしました。そうですね。セルグループに着目です。Gグループのセル(4グループ)を基準にしたときに、1台でも強かった台があるベースグループに黄色の配色をして、1台も元気がなかったグループに紫色の配色をしました。

 いかがでしょうか?

 そうですね。出なくてよいです。腐っていてよいと思います。
事例 謎の古文書V
「やっぱり、弱グループには理由がある(3)LP」

 次は、LPグループを見ましょう。Gグループのセル(4グループ)を基準にしたときに、1台でも強かった台があるベースグループに黄色の配色をして、1台も元気がなかったグループに紫色の配色をしました。

 今度は、いかがでしょうか?

 そうですね。BグループとFグループがお腐りになっていらっしゃる気配があります。あいや! Fグループはさっきのセルでもかぶっていましたね・・・ そう、出なくてよいでしょ。

 このように、基本的にはシマで最も強そうなグループを基準にして、そこが強いことで別に出さなくてもよいグループを絞り込んでみると、大抵は、その通りになることが多いです。それが一要素、二要素とかぶることによって、「本当に出す気がないんだなこのクソグループはっ!」って感じでわかるようになります。


【アナザー・アクティブ・チェンジャー(AAC)】 より

 いよいよ、この話になりました。もう少し引っ張る予定でしたけど、この月刊誌が遅れていますので泣きながら書きます。ちなみに、裏の“公共広告機構”ではありません。

事例 謎の古文書V 
「活性化チェーンとの切ない関係(3)Cチェーンは生きている」

 “アクティブ・チェンジャー”の理屈は、シマ最凶のうんこグループでも当たれる台のチェーンが活性化をしている可能性がある、という話でした。

 それが前提なのですが、“アナザー・アクティブ・チェンジャー”は、その逆ですね。

 シマ最強のベースグループで活性化をしている台のチェーンは、その後、活性化をしてくる気配が高い。


 ちょいと表現が弱くて残念ではあるのですが、強いベースグループで活性化をしている時間帯には、そのベースグループでチェーンを独占されることがありますので、平均的に、直ぐには他のベースグループのチェーンが活性化をするとは断言ができません。ただ、そのアイドリングのような状態であるとは言えそうです。

 今回の事例でのGCについてもそうで、当日はGグループが最も強そうであったので、Cチェーンが活性化のスタートをしている気配があります。

 つまり、当日にCチェーンが全体的な活性化をすることができなくても、翌日移行に活性化をしていく可能性がある、ということです。


 実際に、最も強かったGグループの@&Dチェーンについては、シマ内で数台の同じ@やDのチェーンが活性化をしているように見えます。

 そして、Aチェーンについては、Gグループで活性化をできない状況であるので、シマ全体を範囲として考えても、別に活性化をしているとは考えなくてもよいのではないか、或いは、当日以前には活性化をしていたが、既に終わり行くチェーンであったのではないか、という発想が出てきます。

 そうしたことで、“アナザー・アクティブ・チェンジャー”というモノサシを活用することで、今後、活性化をするであろうチェーンの予測ができるようになるかもしれません。

 ノーマルの“アクティブ・チェンジャー”であれば、瞬間的にでも活性化をしているチェーンの絞り込みについて役に立つのですが、“アナザー・アクティブ・チェンジャー”の場合は、ちょいと長いスパンで見届ける必要性が出てきますので、「あ〜 だんだんと活性化をしてきたな」という感覚でしか見ることができない、それが痛いところです。

 結局、今回の事例においては、Cチェーンは死んでいないので、やっぱり、Aチェーンが被害を受けているのだと、そして、避けるべきだということですね。


【当たらない理由を徹底的に考えてみる】 より

 それでは、そろそろまとめます。普通、どこかの台に座ったときに、その台が当たらなければ、その台を粘って打つか、あきらめて他の当たりそうな台へ移動をする、ということが多いのではないでしょうか。たぶん、下記のような割合だと思います。

 当たる自信があるかどうかは別にして粘って打つ・・・ 約10%
 
 座ってすぐにでも当たらないと気がすまないので移動をする・・・ 約90%

 これで、合計100%になっているような気がします。つまり、「どこかに座る」⇒「当たらん」⇒「どこかに座る」⇒「当たらん」⇒「どこかに座る」・・・ 「いつかは当たる」という単純なサイクルになってしまっていて、何かの流れ作業をしているような感覚を持たれているみなさんもあるかと思います。

 最終的にはこのような流れになってしまうのですけど、それはあくまでも最終形態と申しますか、一通りの手順なり確認なりをクリアしての流れであって、例えば、ホルコン初心者のみなさんが同じことをされても、同じ効果があったり結果になったりはしない思うのです。

 つまり、最終的に「どこかに座る」⇒「当たらん」⇒「どこかに座る」⇒「当たらん」⇒「どこかに座る」・・・ という流れにはなるのですが、そこだけをマネしてもダメだということです。では、何を付け加えればよいのか、何をマネしたらよいのか。

 「どこかに座る」⇒「当たらん」⇒「何で当たらんのかを深く考える」

 ここなのです。ここが抜けているみなさんが多すぎるのです。そして、ここが最も大切なところなのです。本来は、ここにこそ時間を割くべきなのです。ここにこそ集中をするべきなのです。大抵は、当たらない理由を放置したままで、他の台が当たるかもしれないくらいの発想で移動をされています。

 当たらない理由を放置しているので、その本質がわからない、その結果、いつまでも同じことを繰り返すのです。

 
「当たらない台に座る」⇒「なんで当たらないかを考えない」⇒「また当たらない台に座ってしまう」・・・ この繰り返しになっていることもあるでしょう。せっかく当たらない台に座って学ぶ機会を得たわけですか、そこはじっくり考えてみましょう。10分でも20分でも打たずに座って考えていてもよいのです。

 「何でこの台は当たらないのだろうか?」・・・ 考えたところでわからないこともあるでしょう。悩んだところで解決をしないこともあるでしょう。しかし、考えなければ、悩まなければ「答え」が見つかることはありません。 

 100%断言ができることがあります。“対ホルコン技術論”においては、より考えた人、より悩んだ人が実力を上げます。逆に、何も考えないとは言いませんが、あまり考えていなくて浮遊霊のように当たる台だけを追いかけているような人の実力は上がりにくくなります。そして、自爆をしやすくなります。散財をしやすくなります。そう、負けやすくなるのですね。

 「どこかに座る」⇒「当たらん」⇒「何で当たらんのかを深く考える」

 1分でも2分でもよい、どうか、「考える時間」を増やして頂きたいです。では、以上です。


連載第五回 「迷えるパチンカーへの処方箋集」です。今回は、カオスの常務さんにアンサーをお願いしてみました。

【コンテンツ】

Q.会社の仕事が終わる頃になると、無意識にパチンコホールへ向かっている私は何かの病気ですか?

Q.一度、パチンコへ行くと、閉店になる頃まで帰れません。

  負けて帰るときにさっさと帰ればよかったと後悔します。どのように考えたらよいでしょうか?

Q.財布に入っているお金がすべてなくなるまでパチンコをしている自分があります。

  少ない金額ではどうせATMに行きますので効果がないのです。助けて下さい。

Q.当たった後に「即止め」などできません。必ず1箱くらいは打ってしまいます。

  カオスのみなさんのように「即止め」ができるようになるには、どうしたらよいですか?

Q.パチンコに行くと、待っていたかのように友人と出会ってモチベーションを崩されます。

  本当は邪魔をされずに打ちたいのですが、どのように説明をしたらよいでしょうか?

コラム 「優しさと厳しさとの狭間で」


※ 「迷えるパチンカーへの処方箋集」は、こちらでも公開をしています。


コラム 「優しさと厳しさとの狭間で」

 さて、いかがでしたでしょうか。回りくどくてナメクジのような私の話よりも説得力があるかと思います。これも平均値なのだと思うのですけどね。私も厳しく表現をしようと思えば、ある程度のとこまではできるのですが、それによって引かれるみなさんの割合が多ければ、その厳しさに意味がなくなるような気持ちになってしまい、結局は、幼稚園のような環境をつくってしまいます。

 昔から“アメ”と“ムチ”というような表現をしますけどね。もしかしたら、カオスはみなさんを糖尿病にしてしまうような砂糖だらけの情報を出しすぎているのかもしれません。みなさんが自力で研究をされたくなるような要素と申しますか、隙間ですかね。そこが弱いのかもしれません。

 本来は、自分のちからだけで、鼻水を垂らしながらでも掴まなければならないことを、こんな月刊誌などでさらっと書きますから、それでわかったような気持ちになられて終わる・・・ みたいな。いかがでしょうか。お心当たりはないでしょうか。

 たぶん、何かの技術や技法も含み、情報が多いことはよいことばかりではありません。それによって、余計に混乱をしてしまうこともありえると思います。しかし、カオスが全国規模という意味で“普遍性”を考えたときに、何も情報がないよりは、遥かにマシではないのかと、そうした発想がありますので続けています。

 そう、本当は、一行や、一文でよいのですね。本当にそれがみなさんにとって必要なことで、上手に伝われば、すんなりとお役に立てることもあるかと思います。

 そして、今のカオスのみなさんに思うことは、まだまだ、みなさんの実力は上がるということです。これだけのテキストや月刊誌を書いていても、まだまだ、伝え切れない内容がありますから、それが砂糖まみれでもよい、できるだけ伝達率が高くなるように努力をしながら、カオスブレイクは歩き続けていきたいです。


 さて、月刊カオス4月号でした。今月号で私が最も興味を引かれた言葉があります。いえ、自分の言葉ではないですよ。

 “後悔”と“反省”は違う

 これですね。特大サイズで書いておきます。

 この一文だけでも、みなさんに深く噛みしめて頂きたいです。それでは、来月号でお会いしましょうw