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 「月刊カオスブレイク」のご紹介Chaosbreak-Magazin

月刊カオスブレイク 2013年 12月号



PDF A4版 72ページ 

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heck it out

『ホールの平均値』と『自分の平均値』を知る

自分の平均値とは?

勝ちやすい状況はどっち?

本当に勝てる要素がない状況がある

最も大切な自分の“平均値”とは?

自分の実力の査定を惑わせるもの

同じ時間帯にシマで当たれる台数の

最大値を比較してみる

邪魔をされるという意味について

ベース消去法は諸刃の剣

うんこ台の隣近所の台は熱いのか?


【前書き】 より

 それでは、『パチンコするならカオスでしょっ!?』ってことで、カオスブレイクの用語集を作成しました。そもそも、カオスの設立当初から初心者お断りのような雰囲気ではじめましたので、わかる人だけが生き残ればよいという・・・ 冷たさがありましたね。

 正直、パチンコは厳しいですから、興味本位や楽をして稼ごうと思われるみなさんにとって、ひとつの境界線を引いてきたということと、情報の“性質”ですね。年々と進歩をする技術論について、あまりばら撒きたくないということがありました。

 それをできるだけオープン化したいという気持ちです。

 現時点で、カオスの内部におられるみなさんと、カオスの外部におられる一般のみなさんの情報の“質”と“量”はまるで別次元だと思います。

 ブログなどではほとんど情報を出していませんから、勝てる勝てないは別としても、外側から「あ〜カオスね、たいしたことないよ」って言われるみなさんもあるかと思いますが、本当に根っ子から理解をされている部外者のみなさんはいないと思います。

 悲しい想い出もありますので書きたくもないのですが、過去にカオスを抜けられたみなさんもそうです。中途半端でもどこかで満足をされてしまうか、出来上がってしまって進歩が止まりカオスを去られたなどです。他は情報を転売したとか、私を騙したのでさよならしたとか・・・

 別に、北斗の拳のように一子相伝の技術論でもないのですが、前述をしましたように、“出来上がってしまう”ことがよくないですね。

 そして、『他人に教えたくなってくる頃が最も危ない』のです。

 大抵は、自分が師匠や先生のような気持ちになってくるとズレてきます。

 それはなぜか・・・ 平均値が構築をされていないのに普遍的な話をしようとするからです。

 パチンコの攻略技術には、全国的なサポートや精通力が必要です。普通に考えて、パチンコホールは2万件を超えますから、自分が通う数件のホールでやや通用をするからと、全国的に通用をするのではないかと錯覚をしたら転落をして行きます。ですから、看板でも上げてパチンコの技術論を教えるなど、そうそうにできないことなのです。

 それでも人は・・・ 簡単に勝てるようになるというような宣伝やアピールに惹かれます。

 たぶん、ホールコンピューターの攻略技術で誇大広告や過大表現をせずに、やや正直に運営をしているのはカオスくらいだと思います。それについて、周囲のみなさんは私の性格だとも言われますが、実はそうではないのです。

 できるだけでも、“嘘を吐かない”というのは、当たり前の話だからです。

 確かに世の中には嘘が多いです。しかし、それだからと嘘で塗り固めてもいつかは崩壊します。

 いつかは崩壊をすることに対して頑張ってもしょうがないのですね。私は、臆病にもならず、背伸びもせず、自然体で活動をしていたほうがよいと思いますし、このテキストでも書く予定の“平均値をはみ出さない人生観”ですね。それを実現したいと考えています。

 やはり、『平凡な努力の積み重ねが、非凡な結果を生み出していく』・・・ これは真実だと思うのです。

 では、「カオスブレイク用語集」に入ります。


【用語集】 より

末番理論

 古くからある好調そうな台を狙う方法論のひとつ。著者も末番理論からホールシステムに興味を持ったが、当時の末番理論について、一日目で使えないとあっさりと匙を投げた。

 現実に、同末番号の台が同じ時間帯に活性化をしているように見えることが曲者で、尚且つ、全国的にやや還元率が高かった時期であればカニ歩き的な狙い方で4〜5台でも打てば当たっていたと推測がされるし、実際にそうだった。現今の魔界ホールでは通用しないだろう。

 世の中に『進化系末番理論』が存在をするのかは謎だが、どちらにしても生き残れた末番理論であれば、“横並びでのポジション制御”も参考にしていると思われるので、結局は「当たる台を狙う」という意味では似たような内容かもしれない。

 そもそも、パチンコの攻略技術というものは、投資金額の限度や止め時に対しての“自制の要素”が大きく、“勝っているときに帰れない性格”であれば、どのような技術があったとしても不毛になる。そして、勝てるならばどのよう方法論でもよいという考え方もあるが、できればそこに“普遍性”と“再現性”を追求していきたいと思う。

飛び番理論

 一台置きなどで当たりが移動をするという考え方。カオスブレイクでは“2進法”という移動経路などとして確立をしている。飛び番は、当たりの移動経路の一部を客観的に確認した、というだけのニュアンスが強い。名称がダサいことと、内容が古臭いのでほとんど気にしていない。

波グラフ攻略

 過去に、“スーパーポイント”をパクって、“ゴールデンポイント”などと名称を付けてテキストを販売し、人様に迷惑をかけた人がいたが、今度は現役店長のマル秘話だそうな。

 人種多様ということで、騙す人もあり信じる人もあり、何でもありなのだろうと思うことがある。騙されたい願望がある人もあるだろう。そういう意味では、世の中の何かのバランスを維持しているのかもしれない。

 さて、現在のパチンコは・・・ 波グラフだけでは勝てない。

霊感攻略

 ある。が、そんなに甘くはない。普通、「霊感=その人の実力を超えたもの」であることが多いので、甘やかすことが本人のためにならないことが多く、手助けをすることは少ない。とくにギャンブルでは助けない。

 その助けない相手は、本人の守護霊や縁故霊。稀に助けようとする縁故者の霊がいるが、そこまで専門家でないのでどの台が出るかなどわからないことが多い。著者が他界をしたらお願いされたし。地獄に堕ちていなければ2〜3回くらいは出る台を教えてしんぜよう。

カンコツ

 涅槃寂静氏の“勘”と“コツ”を組み合わせた造語。


【前書き】 より

 さて、一般向けテキストということで・・・ 本来は、初心者のみなさん向けに書き上げてもよかったのですが、どうせ書くならば、直感的にでも実用性がある内容がよいと判断しました。

 どのようなパチンコの現場においても、最終的には、活性化をしていて、尚且つ、邪魔の少ない台が当たることが多くなりますので、必然的にそうした台を狙われるようになるかと思います。

 ですから、逆に、『邪魔もないのに当たらない』というケースですね。出す気がないホールやシマでは勝てるどころか、当たるかどうかも怪しくなりますので、そうした状況の先読みをしながら的確に避けるような考え方が大切です。では、そうした事例のご紹介からしてみます。

 左の写真には私がいます。

 何台か空いていて誰も当たらないので狙いました。

 スマートシステムじゃないです。

 たぶん、一列で私しか当たっていません。

 ・・・ アホですね。

 次の右の写真は・・・ これだけお客さんが座っていて誰も箱を積めない状況です。普通に考えて、かなりヤバイと思います。

 普通、5人くらいで打っていたら1人くらい当たります。できれば3人で1台は当たらないと厳しいですね。

 どこのホールか忘れましたが、あまりに回収が酷かったので記念に撮影をしたのだと思います。

 前述をしましたように、普通は、3〜5人のお客さんがいれば、少なくても1人は当たるような状況でないと勝てる可能性が極めて低くなります。ホール選択やシマ選択の話ですね。

 パチンコホールは自由還元方式だと認識をしていますので、出す出さないは本当にホールの都合になると思います。

 ですから、同じホールでも、出す気があるときに攻める、或いは、勝てる自信があるときに攻める、このような考え方が大切です。


【ホール環境の参考事例】 より

 正直なところ、先ほどの2種類の事例であっても、お客さんたちが延々と打っていれば、1時間後や2時間後に活性化をしはじめて、1〜2台くらいはそこそこでも箱を積むような状況になることもあります。

 ただ、そこまでの先読みができて、計画通りになるかと考えたときに、どうしても投資金額などのリスクがありますので、できれば早めに当たって伸びそうな台を選んだほうがよいかと思いますね。

 そして、これもホールやシマの平均値になるのですが、粘りこくっていたハマリ台が噴き出す割合ですね。それが50%でもあれば希望もありますが、1000回転を越えたところで単発などの割合が多ければ、やはり、バンザイアタックは狙わないほうがよいでしょう。

 とくに、それほど邪魔をされている状況でない台がうんこ台になっているときは要注意です。

 つまり、『どの台かに邪魔をされているので当たれない』という状況であれば、その邪魔の要素が消えたときに当たれる希望もありますけど、例えば、誰にも邪魔をされていないのに当たれないのであれば、いつ当たるかの予測が困難です。当たれないのには、他の理由もあるということですね。

 その台が何で当たらないのか?ということを、『深く考える習慣』が大切です。
 
 では、次の事例です。ちょうど私の写真がありましたので事例に使います。ご覧の通りで・・・ お客さんが少ないところで絞り込んで当てているように見える風景です。

 実はこれ、大抵のケースでは、もう少しお客さんがいたのだが、当たる台が少なすぎて当たった台のみが生き残ったような風景なのです。

 常連のみなさんなどで、簡単に当たらないと蜘蛛の子を散らすように去って行くことがありますけど、隣の台が当たっただけで逃げたくなったり、後ろが当たると逃げたくなったり・・・ いろいろですね。

 ですから、別に本当にシマに3人くらいでも当たりは取れるのですが、より安全性を高めるために必要最低限度の情報を取った上で狙うことが多いのです。

 これを初心者のみなさんがマネをされると自爆を招くことになります。


【前書き】 より

 えっ? これは何の写真かって?

 まぁ、一部ですけど、購入をされたみなさんもあるかもしれません。“餅は餅屋”ということで・・・ パチンコ攻略の話は攻略家に聞いたほうが早いという話でもあります。

 例えば、世の中には様々なパチンコ攻略の情報などがありますけど、そうした情報を何冊も買われて、どうにも納得ができなかったので、最後にカオスに入会をされる方々があります。

 『え〜買っちゃたんですかぁ〜』・・・ みたいな話も多いです。私たちも別に他人の著作権があるものを勝手に配布するわけはないのですが、その評価くらいはできるわけです。先にねぇ・・・ という心情があるということです。そこには噂話で終わるものや検証をしてみようと思う内容もありますけどね。

 カオスもカオスでアンチカオスの人が喜んで評価をしているようですけど、マスコミの真似事をしたいのか、影響力が小さいものに対しては気にもしませんけど、影響力が大きいものに対しては、それを攻撃することで自分が偉くなったように錯覚をすることが至上の喜びのように感じる人もあるようです。自分は、ゾウに立ち向かったのだ!・・・ みたいな心境でしょうかね。

【世の中は“嘘”が多いということ】 より

 そうしたことで、ジワジワと書いていきます。スペシャルコラムとか偉そうなタイトルで残念な話をするもの忍びないことではあるのですが、とにかく、世の中は“嘘”が多いです。

 先ず、宗教・・・ ほとんどが“嘘”です。そして、政治にも“嘘”がある。政治に“嘘”があるということは、その末端機関にもその“毒素”が流れるということでしょうから、最終的には“家庭”や“職場”にまで侵入をしてきますわね。

 みなさんもお気付きかと思いますけど、そう、マスコミもそうです。“偏向報道”や“嘘”が目立つように思います。雑誌や週刊誌もそう。そして、学校の教科書にまで“嘘”があるというのが、現代日本です。

 そうなると・・・ パチンコ業界だけはパチンコファンに嘘を吐かないでマジメに機能をしているのかと考えたときに、まぁ、ありえませんわね。

 私がパチンコをしない頃に思った話ですけど、パチンコ業界に“嘘”があるとしたら、それは、とんでもない規模の“嘘”だと考えていました。

 えっ? パチンコの攻略の世界・・・ 最悪でしょうね。

 冒頭でご紹介をしましたように、私も攻略屋ですので他の攻略情報などには敏感です。

 いや、よい意味でですね。自分たちも進化を求めますので、好奇心もありますけど、他の攻略屋さんで凄いことを発見できたようなことでもあれば賞賛をしたいですし、それに学びたいという心情もあります。

 誰でも彼でも共存共栄でタイアップとは行きませんけど、優れている考え方や技術論についてはそれなりの評価をします。

 いや、したいのですよ。しかし、現実は・・・ という話です。

 ただ、それだけでは主観的な話になりますので、もう少し付け加えるとするならば、このテキストでもチラっと書きましたように、“普遍性”と“再現性”ということですね。パチンコの攻略技術についてはそこがチェックポイントになるかと思います。

(1)普遍性

 優良ホールでも魔界ホールでも本質的には活用ができる可能性があるか

(2)再現性

 特定の誰かではなくて、それを修得した人たちが一定の効果を出せているか

 極端な事例でもないのですが、例えば、100%嘘のセット打法などでも、優良ホールであれば偶然に当たる割合が増えることがありますので、それを高額で購入をした人が一時的にでも信じてしまうということがあるのですね。

 私も過去に経験がありますけど、セット打法の手順の最中で当たったときに、その件について販売元に問い合わせをしたら、セット打法の効果であると自信満々で言われたので、こりゃ、100%嘘だなと気付いたことがあります。それまでは信じているところもありましたけどね。

 途中で当たるなら長々しい手順を踏んでセットをする必要もないからです。それは偶然ですよって言うならまだしも、“当社の解析の実力です“とか言われると萎えますわね。

 他にも、試す前に嘘だと気が付いた話としては、『リプレイを連続8回で揃えて下さい・・・ 失敗したらやり直しです。』成功するまでに8000円くらい使うこともあるでしょう。そりゃ、当たる台ならそこまで投資をしなくても当たります。

 そんなこんなで、インチキを見抜くには優良ホールではダメなのですね。偶然に当たることもありますので、それで信じてしまうとお互いに不幸になります。騙される人間と罪をつくる人間の拡大です。


【自分の“平均換金金額”を知る 1円】 より


 例えば、一ヶ月でもよいのですが、その一ヶ月で18回くらいパチンコに通われたとします。

 平日などの仕事帰りのときには1〜2時間の稼動時間かもしれませんし、休日などであれば10時間くらいホールにいることもあります。

 そうしたことで、稼動の日数や時間は様々ですが、結果的に、18回くらいパチンコに通われたとします。

 その18回についての平均値を算出するのですね。その日に換金ができた金額の平均値です。これが、最終的な“最も大切な自分の平均値”になります。

 例えば、左表のようにまとめます。

 平均値を知るには長く続けることが大切ですので、できるだけ簡単にメモをするのがコツですね。何百円単位の内容であれば、ややアバウトでも構いません。

 とりあえず長く続けることです。それが大切です。

 そして、つるつる坊主(当たらなかったときや当たっても換金ができなかったときも含む)のときもあるでしょうから、そのときは“0円”とメモをします。

 では、平均値を見てみましょう。この結果は、4344円ということになりました。1円パチンコのケースですのでそんなに悪い平均値ではないでしょうね。

 このように、この集計のクライアントになった人の平均換金金額は4344円ということなのですが、この人は、1回の1円パチンコで4334円までは使ってもよい実力がある、ということになります。


【自分の“平均換金金額”を知る 4円】 より

 次に、「4円パチンコのケース」に入ります。前回の事例と同じように集計をします。わかりやすように、今回も18回くらいパチンコに通われたとします。

 いかがでしょうか?

 このように、今回の事例でのクアイアントになった人の平均換金金額が10300円ということなりました。

 この人は、1回の4円パチンコで10300円までは使ってよい実力がある、ということになります。

 そう、先ほどから、“いくらまでは使ってよい実力”という表現をしてきました。それは文字通りに、“使ってよい”のです。

 平均的に換金ができる金額ですので、その平均値の範囲で取り組んでいれば大きく負けることもありませんし、自分の実力から十分に取り返せる金額になるからですね。

 逆に言えば・・・ 結局、パチンコで負けてしまう人は、自分の平均換金金額の範囲を超えて挑戦をすることがあるので、長い目で見たときにもマイナスの収支になるわけです。

 勝つときの金額が大きいからと、それで取り返せるかと考えたらそうでもないのです。自分の実力の範囲を超えてしまうと、そう、必ずバランスが悪くなり大きな失敗を招きます。

 では、極端な話ですが・・・ この平均換金金額が50000円の人がいたとしたら、その人はパチンコに行くたびに50000円までは使ってよいのでしょうか?

 正解は・・・ 使ってもよい、ですね。

 理論上ではそうなります。別におかしい話でもありません。

 仮に投資金額の合計が50000円になったとしても、平均的に50000円の換金ができる実績や実力があるわけですので、“−50000円+50000円=0円”になって引き分けるだけです。

 実際にそうした結果があったとしたら、何をしていたのかわからないという感じもしますが、別に負けではないですね。

 ただ、例えば、ここ最近で換金ができた金額が大きかったからと、あまりにも無謀な挑戦をしていると平均値が下がっていきます。


【パチンコの負債を取り戻せるのか】 より

 さて、パチンコホールは日本全国にあるのですが、その営業形態や地域環境、稼働率、還元率は様々であるので、パチンコの専門技術を伝達する立場の人間としては、広範囲型の“完全現場主義”でないと、なかなか普遍性のある技術論にならないという話をしてきました。

 普通に考えたときに、何の分野でも全国規模でカバーやフォローをするには相当なエネルギーが必要になります。大抵は、その把握をすることさえできなくて、自分の独りよがりな主張だけで終わるでしょう。

 ですから、どこのパチンコホールでも当たるとか、どこのパチンコホールでも勝てるようになるとか、そうしたことを平気で発言ができる人は、100%、無責任な人であるとしか思えません。

 このテキストの中でも書きましたように、自分が会ったこともない人のことがわかるのはエスパーか霊能者くらいですと・・・ パチンコホールも同じです。

 自分が通ったこともないパチンコホールのことなどわかるわけもないのです。そして、仮に自分の意見とはまったく見当はずれの内容であったときに、どれだけの責任を取れるのかと考えたら、寒気さえしてくるのが普通の人間でしょう。

 そうしたことを前提に、例えば、『これまでのパチンコの負債を取り戻せるのか』ということを聞かれたときに・・・

 私は、平均的には“無理”ですと、はっきり言うしかありません。

 そう、平均的には“無理”です。

 希望の薄い話で申し訳ないですが、その理由をまとめます。

(1) 技術論の限界

(2) 本人の自己管理の問題

 大きくは、この2点です。このコラムでも書いてきましたように、全国規模の多様なるパチンコホールに対しての技術論の限界ということが、どうしてもあります。

 そこには、パチンコの技術を伝達する技術論者の能力と、その技術論を修得する人たちの能力を含みます。単純な話、先生が立派でも生徒がアホなら痛い結果になることが多くて、逆に、生徒が優秀でも先生がアホなら情けなくなるということです。

 ですから、先生と生徒がお互いに一定の能力がないと、なかなか技術の伝達が難しくなるということですね。

 そして、その技術論そのものに実用性の問題と、普遍性の欠如がないか、というチェックが必要になると思います。例えば、誰が見ても優秀そうな先生と生徒がいたとしても、その研究なり伝達なりしている内容が、まったく的を得ていなければどうにもなりません。

 このように、本当に実用性や普遍性のある技術論を正しく伝達できているか、というモノサシで考えたときに、これがなかなか実現できていないというのが、現今のパチンコ攻略業界の真実であると思うのですね。

 次に、『本人の自己管理の問題』についてです。これは、そもそも論でもあるのですが、パチンコで負けるということについては普通のことなので珍しくもないことです。

 しかし、その本人さんにとって大きな負債をつくったということであれば、それがパチンコでなくても、他の趣味や興味などの分野でも似たような結果になっていた気配と言いますか、その本人さんの金銭感覚や収支感覚に何らかのバランスの悪さがあるように考えてしまうのですね。

 カオスのみなさんでもそうですね。毎月のようにきちんと勝っている人は、カオスにご縁を頂く以前にもそこそこに“筋”がよかったみなさんが多くて、金銭感覚や収支感覚がしっかりされていたということが多いかと思います。アバウトであっても、収支表だけは必ず記録をするというようなタイプのみなさんだと思います。よい意味で、金に細かい、ということですね。

 逆に、カオスにご縁を頂いても、何も知らないよりはマシにはなったが、別に驚くほどパチンコで負けていた金を取り返せていないという人があったときに、そこには技術論以前の問題であるところの、金銭感覚や収支感覚の弱さもあると考えるのです。

 これを単純に表現しますと、何事も“金”が絡むことで大きな負債をつくるような“性質”がある人は、その“根っ子の性質”を修正しない限り、本質的な解決にならないことがある、ということです。


Q.結局、強そうな台だけを狙っていれば勝てるものですか?
Q.稼働率が低くても勝てますか?
Q.うんこホールのような気がするのですが、それでも何とかなりますか?
Q.自分には博才がないと思うのですが、それでも勝てるようになりますか?
Q.近所にまともなホールがないのですけど、そうした場合はどうしたらよいですか?

※ 「迷えるパチンカーへの処方箋集」は、こちらでも公開をしています。


Q.自分が止めたら当たることが多くて死にたいです。


A.当たり前の話からしますと、打つ台数が多くなれば、それに比例をするように“カマの被害”も増えますわね。例えば、その日に打った台数が最大で2台の人は、カマの被害も最大で2台ですが、ウロチョロとする癖がある人で10台くらいを打ったら、カマの被害が最大で10台になります。

 とりあえず、カマをされるのが死ぬほど嫌だと思われるのであれば、自分が打つ台数を半分くらいに減らしましょう。そうするとカマの被害も半分以下になりますので、精神的なダメージも和らぐと思います。そもそも、パチンコホールの現場で“悔しい”と思っている時点で“負け”なのですよ。賛否のある考え方かもしれませんけど、精神的な傾向性としては“負け”ですから、後はそれが表面化をしてくるだけです。

 悔しさをバネにして・・・ というような美談にコーティングをしたくもなりますけどね。パチンコホールでの悔しさという感情は、ほとんどの場合、“嫉妬の要素”を含むのです。『嫉妬は毒』です。100%間違いありません。嫉妬をするということは、その対象について『排他的』になっていることが圧倒的に多いのです。

 ですから、嫉妬感が強いときには潜在意識でも無意識でもよいですけど、お客さんに対してだけではなくて、当たった台に対しても排他的になっていることがあるのです。そう、パチンコ台が当たるということに対してまでネガティブになることがあるのです。パチンコが当たることを否定し、排他的になっていたらどうにもなりません。その“毒の因子”を自分で育てて自爆をするタイプの人がある、ということですね。

 ここが非常に難しいところですけど、例えば、似たような概念で、“豊かさ”や“富”を否定していたらいつまでも豊かにもならないし、発展もしないのですね。ですから、カマの被害という内容でしたけど、「あの台はあのタイミングや状況で当たることになったのか。次からは自分もできるだけ同じタイミングや状況で狙うようにしよう。」・・・ というような考え方して、パチンコ台が当たるということに対して肯定的になるべきなのです。

 人間の潜在意識や無意識からの影響は大きいものです。表面的にはバリバリと勝ちたいと思っていても、本質的にはそれを否定していることもあるのですね。とくに、清貧的な傾向性や自虐的な傾向性、共産主義のような考え方をしていると、豊かさそのものや成功をした対象に嫉妬をすることがあります。

 豊かさそのものや成功をした対象に嫉妬をすることで否定をしていたら自分はそうならないのです。金持ちを嫌っていたら裕福にはならないし、成功をした人を嫌っていたら成功者にはなれません。金持ちは悪い人ばかりだと思うことも、成功をした人が悪い人ばかりだと思うことも自由ですけど、すべてがそうではないわけですので、やはり、“正しく”という前提でよいですから、金持ちや成功者を肯定し、祝福し、学び、自分もそうなろうと考えることが大切であると思うのです。